天津祝詞とは?全文の意味や効果、ご利益について紹介

  • 6月 23, 2021
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  • 祝詞

天津祝詞(あまつのりと)は、古神道の祭祀を行う際に唱えられる重要な祝詞のひとつです。天津祝詞は、今も神社や皇室の大きな儀式などで唱えられ、不思議な効果を持つと言われます。ここでは天津祝詞の意味や効果、ご利益についてご紹介いたします。

天津祝詞とは?

天津祝詞は、大祓詞(おおはらえことば)という神道の祭祀に用いられる祝詞の中のひとつで、偉大な祓い清めの力を発揮する重要な祝詞と言われています。

江戸時代に本居宣長の弟子の平田篤胤という人物によって、様々な神代文字等を含む文献から、祝詞にふさわしい良い言霊の言葉を選び抜いて、まとめ直したものが天津祝詞です。

古神道では、禊祓詞(みそぎはらえのことば)と呼ばれ、強力な祓いの霊力があるといわれています。邪気が祓われ清められることで、八百万の神様に祈りが通じやすくなるため、天津祝詞は、神社などで最初に奏上すると良いとされています。

また日常生活では、朝夕日中において、何かの行いをする前などに、心の中だけで祈るのではなく、できるだけ声に出して唱えることで、さまざまな穢れを浄化することができます。

天津祝詞の効果やご利益

天津祝詞については、明確に効果を定義されているものはありませんが、一般的に次のようなご利益と効果が得られるとされています。

  • 自分の身に起こる災難から身を守れる
  • 罪や穢れなどの不浄なことを取り払える
  • 神様も癒される
  • 神様にお近づきになれる
  • 穏やかな日常を送ることができる
  • 幸福を呼び込める

神社や神棚、または普段自分がいる場所や出先の、空気が重いと感じられる場所などで天津祝詞を唱えることによって、場に留まる気を浄化し清らかな状態にする効果が得られます。

また、天津祝詞を唱えることで禊が進むと、自分の中にある不自然な事象が取り除かれ、自己の本質的な部分が表れるようになります。このような禊の効果により、見えないご加護が降り注ぎ、自らの波動が高まっていくのを感じることができるでしょう。

天津祝詞の全文と読み方

天津祝詞の全文をご紹介します。

高天原に神留り坐す

(たかまがはらにかむづまります)

神魯岐神魯美命以ちて

(かむろぎかむろみのみこともちて)

皇御祖神伊弉諾尊

(すめみおやのかむいざなぎのみこと)

筑紫の日向の橘の

(つくしのひむかのたちばなの)

小戸の阿波岐原に

(をどのあはぎはらに)

御禊祓ひ給ふ時に

(みそぎはらひたまふときに)

生座る祓戸大神等

(あれませるはらひどのおほかみたち)

諸々の枉事罪穢を

(もろもろのまがごとつみけがれを)

祓ひ給へ浄め賜へと申す事の由を

(はらひたまへきよめたまへとまをすことのよしを)

天津神国津神

(あまつかみくにつかみ)

八百万の神等共に

(やおよろずのかみたちともに)

天の斑駒の耳振り立てて

(あまのふちこまのみみふりたてて)

聞食せと

(きこしめせと)

恐み恐みも白す

(かしこみかしこみもまをす)

天津祝詞を心を込めて唱えることで、八百万の神々と通ずることができ、さまざまなご利益が得られるでしょう。

天津祝詞の現代語訳

天津祝詞を現代語訳すると、以下のような意味となります。

高天原に住んでおられる、天皇の祖先である尊貴な男女の神様からお生まれになったイザナギノミコトが、筑紫にある日向の橘という所の、小さな水門の側にある阿波岐原という所で、禊を祓っている最中にお生まれになったのが、お祓いをしてくださる神様たちです。

祓戸を守る神々が、すべての悪いことや災いや罪、不浄なものを祓い清めてくださいとお願いさせていただくことを、高天原にいらっしゃる神様たちも、地にお住まいの神様たちも、その他の全ての神様も、斑模様のある天馬が耳を振り立てるようにして、一緒にお聞き入れくださいと、恐れ多くもこの通り申し上げます。

このように天津祝詞は、わたしたちの罪や穢れなどの不浄を払ってくださいと、八百万の神々に呼び掛け、お願い申し上げるという意味の祝詞です。

天津祝詞の奏上の作法

天津祝詞は、紙に書いたものなどを見ながら読むより、暗記して唱えることをおすすめします。紙に書いたものを繰り返し声に出して唱えることで、徐々に暗記できるようになりますので、ぜひ試してみてください。

日常の会話とは全く違う音の長さや発音の仕方があるため、覚えにくいのは仕方がありません。そこで、天津祝詞の奏上場面などを動画でご紹介します。この動画で独特のリズムやテンポを感じるようにすれば、自然に身につき、祝詞との一体感が得られるはずです。

『Japanese Healing「天津祝詞-Amatsu Norito」/炎玄-Gen Homura』

祝詞を唱えるときは、神社や宗派によって奏上時の作法が異なる場合もありますが、最も一般的な作法をご紹介します。

神社でのお参りをする際は、初めに水で口と手をすすぎ清らかにします。

そしてご神殿の前まで進み、次の手順で参拝します。

  • 二拝
  • 二拍手
  • 天津祝詞を奏上
  • 一拝

神社で天津祝詞を奏上する際は、他の参拝の方達の迷惑にならないように、真ん中ではなく端によって、少し声のトーンを落した状態で唱えましょう。

そして祝詞を奏上する際は、正しい心を持って、一言一言丁寧に気持ちを込めて唱えることが重要です。

天津祝詞についてまとめ

天津祝詞は、神社参拝や神棚を拝むときなどに唱える、重要度の高い祝詞だと言えます。古神道では禊祓詞と呼ばれており、心を込めて丁寧に唱えることで、八百万の神々に自身の悪しき罪や穢れなどを清めていただき、穏やかで幸せな生活を手に入れることができるとされています。

時間がありそうな時はしっかり天津祝詞を唱え、日常の罪や穢れを祓い清め、自らの波動を高めていきましょう。

       
       
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