水蛭子神(ヒルコ)とは?恵比寿様となる水蛭子神の神話やご利益、祀られている神社を解説

  • 2月 18, 2021
  • 2月 21, 2021
  • 神様

水蛭子神(ヒルコノカミ)は、国産み伝説の中で伊邪那岐と伊邪那美の子とされています。しかし、不具の子であったため葦船(あしぶね)に入れられ流されてしまい、二神の子とは数えられず神とはされていません。

ただ、その船が流れ着いた地という伝説は日本各地に残っています。とくに関西では伝承が多く残り、恵比寿様と同一の神として祀られているところが多くあります。

そんな謎の多いヒルコについて解説していきます。最後に水蛭子神からのスピリチュアルメッセージをお伝えするので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

水蛭子神(ヒルコノカミ)とは?

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ヒルコは古事記によると伊邪那岐伊邪那美の国産み伝説の中で初めに産まれた子とされています。

ただこの際、女神の伊邪那美から誘いをかけたことから、不具の子として産まれてしまい、葦船に乗せられ捨てられてしまいました。

日本書紀ではやや記述が違っており、淡路島の次に産まれたとされているのがヒルコで、こちら3歳まで立つこともできなかったため、やはり櫲樟船(あめのいわくすふね)に乗せられ流されてしまいます。

現代の水子(みずこ)の語源とされ、どちらの神話の中でも二神の子には数えられていない不遇の存在です。しかし、水蛭子神を乗せた船が流れ着いた地という伝承は、貴種流離譚として日本各地に残っています。

もともと、漂着した生き物(クジラなど)を常世の国からやってきた神様として受け入れ、「エビス」と呼んだそうです。

ヒルコも流れ着いた存在であり、記録上は抹消されていても伊邪那岐と伊邪那美の子ですから、神として祀られる要素は十分で、戎大神として信仰を集めます。それがやがて、七福神の恵比寿様と重なり、日本各地に祭神とする神社が増えて行ったのです。

ヒルコの名前の由来

ヒルコの名前の由来についても解説しておきましょう。

蛭(ひる)のよう容姿をそのまま当てはめたというのが一般的です。水蛭子神というのは当て字で、「日子」つまり太陽神の巫女と解釈するという説もあります。

ヒルコの別称

神話に登場する機会は少ないのですが、

  • 蛭子神
  • 蛭子命
  • 蛭児

とされています。

流れ着いた先で、海を領地とする神「夷三郎(エビスサブロウ)」として現れたという伝承や、生きてたどり着き大切に育てられたのちに、夷大神として祀られるようになったという話も残っています。

流されたその後は?ヒルコの物語

ヒルコが神話に登場するのは、古事記、日本書紀とも不具の子で生まれ、流されたというもので、その後を示すものはありません。

現在残されているものは、日本各地に残る流れ着いた地で神として祀られたという歴史的はかなり後になった伝承になります。

中でも現在の恵比須信仰のもとになった、西宮神社に残る民話を紹介していくことにしましょう。

御神像として蘇ったヒルコ

時代は平安、ある漁師が網を引き揚げたところ、掛かっていたのは魚ではなく人形でした。

魚ではないので海に戻し、また場所を変え漁を続けますが手応えなく、今日はここで終わりにしようと最後の網を投げたところ、再びその人形が掛かったのです。

漁師は、二度も網に掛かったのはただ事ではないと、家に持ち帰り神として祀ることにします。

それから数日の後に夢枕に立ったのがヒルコです。

ヒルコは、大切にしてくれた漁師への感謝と、自分が伊邪那岐と伊邪那美の子であること、そして「ここより西の地に宮を建てて祀ってもらいたい」という御神託を残します。

漁師は、仲間と相談し御神体を運び祀ったのが西宮神社の始まりといわれています。

ヒルコのご利益

水蛭子神の神格は海神です。

ご利益は

  • 金運上昇
  • 豊漁守護
  • 商売繁盛
  • 海上安全
  • 市場の守護
  • 産業の守護
  • 心願成就
  • 交通安全

といったものが挙げられます。

ヒルコを祀る神社

恵比寿様と重ねて祀られていることが多いのですが、ここではヒルコをご祭神としている神社を3つ紹介していきます。

西宮神社

3500以上あるえびす神社の総本社で、別称えびす宮総本社とされるのが西宮神社です。

平安期に御神像として蘇った水蛭子神の御神託によって建立されたといわれています。

現在では1月10日の午前4時から始まったえびす大祭が終わった午前6時に大門が開かれ、本殿までの230メートルを走り参りする姿が、ニュース映像で毎年流れるのを見たことがあるでしょう。

その「福男選び」が行われているのが、ここ西宮神社です。

所在地 兵庫県西宮市社家町1-17
電話番号 0798-33-0321

蛭児神社

鹿児島で「にしのみやさん」の愛称で親しまれているのが、蛭児神社です。

ここにも水蛭子神が流れ着いたという伝承が残っています。

水蛭子神を乗せた船が漂着した先で根付き、「奈気木(なげき)の杜」という大きな森を作ったといわれています。

ここでの水蛭子神の祭神名は恵美須とされ、商売や漁業の神として崇められています。

所在地 鹿児島県鹿児島市照国町19-20
電話番号 099-223-0061

和田神社

水蛭子神の伝承が多く残る西国で、「和田宮さん」と親しまれているのが和田神社です。

水蛭子神が最初に祀られた神社で、兵庫七福神参りのひとつに数えられています。

和田神社の神様の使いと伝わるのが、縁起の良い白蛇で、「祈願巳」に願い事を書いて納めるとご利益があるといわれています。

所在地 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通3-2-45
電話番号 078-652-1551

ヒルコからのスピリチュアルメッセージ

ヒルコの伝説やご利益を解説してきましたが、いかがでしたか?

神話に残るヒルコは、不具の子、3つまで立てなかったという逸話と船に乗せられ流されたということ以外は描かれていません。

神の子として認められなかったこと、「水子」の語源と悲しい物語が目立ちます。

ただ、その後は海の神として、また七福神に数えられる恵比寿様として愛されているように、環境が変わり才能が開花した神様です。

悲しい境遇を嘆くより、新たな環境への挑戦をすれば光が差す…恵比寿様の笑顔は、その背中を押してくれているように見えてくるでしょう。

最後にヒルコからのスピリチュアルメッセージをお伝えします。

人間は神になる過程の魂です
今が全てではありません
希望をもてば必ず良い方へ人生は進みますよ

最後まで読んでいただきありがとうございます!

感謝

       
       
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