伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)とは?国産みの神の神話やご利益について解説

  • 2月 2, 2021
  • 2月 25, 2021
  • 神様

伊邪那岐大神とは?

伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)は、天地開闢(かいびゃく)神話として古事記の冒頭に記されている、神世7代の最後に登場する天地創造の神です。

同時に出現した伊邪那美神と夫婦になり、日本の国土、森羅万象を作り出した天照大御神や須佐之男命など日本の神々の父とされてます。天の象徴、神の元祖ともいえる存在で、初代天皇の神武天皇の7代前の先祖とされている神様です。

イザナギは、日本列島を作り出した国産みの神様です。
妻であるイザナミとともにたくさんの神様を創り出しました。

アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三貴子は、イザナギの禊によって生まれます。

伊邪那岐大神の名前の由来

伊邪那岐大神の名前の由来としては、日本最初の夫であることから「イザナ(ウ)」に男性を意味する「ギ」を付けた誘う男という説や、妻の伊邪那美神の「波」に対して「凪」に対応しているというもの、また仏教の「伊舎那」が由来と諸説あります。

伊邪那岐大神の別称

伊邪那岐大神にはいくつか別称があります。

  • 伊邪那岐尊(古事記で見られる)
  • 伊邪那岐神(古事記で見られる)
  • 伊弉諾尊(神社により異なる)
  • 伊弉諾神(日本書紀で見られる)
  • 熊野速玉大神(熊野速玉大社の主祭神としての別名)

神格は国産みの神となっています。

伊邪那岐大神の神話

伊邪那岐大神は、国産み、神産みの神とされる神々の祖先のような存在ですが、古事記や日本書紀に残る逸話は、いい意味で神様らしくないものが多く残っています。その代表的なものを記しておきましょう。

伊邪那岐大神と伊邪那美神は天地創造の神

古事記は、日本の国土と神々が誕生する過程を描いた「天地開闢神話」から始まります。宇宙にアメノミナカヌシが誕生するところから始まる天地開闢神話の最後の締めが、国産み、神産みの物語であり、主人公となるのがイザナギと妹で妻でもあるイザナミなのです。


伊邪那岐大神と伊邪那美神は、国土の創造を命じられ、天の浮橋から天沼矛(アマノヌボコ)で海をかき回し、したたり落ちた潮で出来たオノゴロ島で結婚をします。この島で日本の国土を造る神々をもうけたといわれています。そのとき出来たのが、本州、四国、九州や淡路島の島々です。また子としては、海の神大綿津見神、山の神大山津見神といった神の名が見られます。(ただし、最初の子供のヒルコとアワシマは、不完全な子供であったために海に流してしまいました)

伊邪那岐大神と伊邪那美神の愛憎から生まれた三貴子

伊邪那岐大神と伊邪那美神は神々を生み出します。しかし、火之迦具土神(ヒノカグチノカミ)を生んだ際に伊邪那美神はやけどを負い死んでしまうのです。古事記では、伊邪那美神の死を悲しんだ伊邪那岐大神は、黄泉の国まで会いに行きます。

伊邪那美神は、迷うものの黄泉津神に夫の下に帰るための話合いを申し込むのです。約束事は「話し合いの最中をけっしてのぞかないこと」というものでしたが、伊邪那岐大神は我慢できずのぞくと、醜くなった伊邪那美神の姿があります。恐れた伊邪那岐大神は、追ってくる伊邪那美神から逃げ黄泉の国から逃げ帰るのです。

地上に戻った伊邪那岐大神は、黄泉の国の穢れを取るために禊を行います。

この時に左眼から生まれたのが天照大御神です。右眼からは月読命、鼻から須佐之男命が生まれ、それぞれに高天原、夜、海原の統治を委任させます。


「けっしてのぞいてはいけない」という言葉を聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「鶴の恩返し」でしょう。見てはいけないといわれるほど、人の好奇心はくすぐられるものです。また、神話に登場する神でありながら、結婚をしているというのも人間臭さが感じられます。

天照大御神の父ともされる伊邪那岐大神ですが、神でありながら亡くなった妻を悲しみ、好奇心で約束を破り、結婚をして子をなした…日本国の原点ともいわれる存在でありながら、どこか親しみを感じさせるのは、神話の中に残る逸話が感情を伝えてくるものが多いからなのでしょう。

イザナギの禊によって生まれたこれら三柱の神を三貴子と呼びます。

伊邪那岐大神のご利益

伊邪那岐大神は、神々の父ということもあり、ご利益は多岐に渡ります。
その代表的なものをあげておきましょう。

  • 夫婦円満
  • 縁結び
  • 子孫繁栄
  • 長寿繁栄
  • 厄除け
  • 商売繁盛

死んだ妻を思い黄泉の国まで会いに行ったという逸話から、恋愛の神様としてのご利益があるといわれています。また、初めて結婚をし子を成したことから、夫婦円満、子孫繁栄の信仰の対象にもなっているようです。

伊邪那岐大神が祀られている神社

伊邪那岐大神は、神々の祖ともいえる存在であり、さまざまなご利益を受け止められることから、全国各地で祀られている神様です。この記事では、その代表的な神社を3つ挙げておきましょう。

伊弉諾神宮

伊邪那岐大神が天照大御神に権限をゆだねて、余生を送ったのが現在の伊弉諾神宮の地だといわれています。ここで亡くなった伊邪那岐大神は宮内に陵を築いて祀られました。これは日本の創祀の起源となっているといわれています。兵庫県唯一の神宮です。

所在地 兵庫県淡路市多賀740
電話番号0799-80-5021

多賀大社

地元で古くから「お多賀さん」と親しまれている、全国239社ある多賀大社の総本宮です。ご祭神は伊邪那岐大神と妻の伊邪那美神で、延命長寿、縁結び、厄除けの神様として信仰を集めてきました。現在では、琵琶湖や国宝彦根城が近隣にあることから、年間170万人の参拝者がおとずれる観光名所にもなっています。

所在地滋賀県犬上郡多賀町多賀604
電話番号0749-48-1101

江田神社

https://twitter.com/mikuchin_cooker/status/1123426584260558848

伊邪那岐大神と伊邪那美神を祀る、良縁にご利益があると信仰を集めているのが江田神社です。伊邪那岐大神が黄泉の国の穢れをとるために体を清めた「みそぎ池」があり、ここで天照大御神、月読尊、須佐之男命の誕生したのです。国内屈指のパワースポットともいわれ、社殿左には、天岩戸伝説にも出てくる赤い実をつける招霊木(オガタマノキ)、もう1本のご神木となっているクスノキにはコブがあり、触れると強運が得られると評判になっています。

所在地宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127
電話番号0985-39-3743

伊邪那岐大神からのスピリチュアルメッセージ

伊邪那岐大神は、日本国の国土を造りし神々を生んだ神様です。しかし、神話に残る伊邪那岐大神は、死んだ妻に会いに行くなど愛情深く、それでいて姿が変わってしまった伊邪那美神から逃げ出すなど、どこか現代人にもつながる親しみを感じさせるところが特徴だといえる神様でしょう。八百万の神がいる日本の神様のルーツでありながら、どこか不完全、それが逆に魅力となっている神様です。

最後に、イザナミノミコトからのスピリチュアルメッセージをお伝えします。

毎日が楽しくないと、人生の意味に悩むとき
何かを創り、生み出すことをはじめましょう
真実の豊さが人生にもたらされます
創造力こそが人の中にある神の御霊なのです

ここまで読んでいただきありがとうございました。

感謝

       
       
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