「式次第」とは?
式次第」とは結婚式やお葬式、株主総会などの式典の際に、その内容を時系列にしたためたものです。
式次第とは、言い換えれば「式の進行表」で、コンサートのプログラムのようなもの。式次第があることによって参加者全員が事前に把握できるため、式が最初から最後まで滞りなく行われます。
式次第があることで、式に関わる人だけでなく、式に参加する人全員がそのおおまかな内容や順番を事前に確認することができます。
他にも、制限時間内に全てが終了できるよう、参加者全員が協力しようという雰囲気も生まれます。
ポイント
- 『式次第』は式典での内容を時系列にまとめたもので、「式の進行表」
- 式次第があることで、式の参加者•関係者全員が事前に式の内容をおおまかに確認するためのもの
「式次第」の書き方
「式次第」の書き方についてですが、まず式次第は参加者全員に手渡すタイプのものと、会場に大きく掲示して周知させるものとがあることを理解しましょう。
結婚式、謝恩会、パーティなどの場合
結婚式やパーティーなどのカジュアルな式の式次第の書き方について解説します。
式は公的なもの、企業や団体の主催で行うもの、プライベートなものなどさまざまです。
結婚式や謝恩会、パーティなどのプライベートな式では、主催者が伝統的な形に囚われず、デザインに凝った式次第を作成することも少なくありません。
ただ、内容はシンプルな箇条書きで横書き、縦書きどちらかに統一するのが一般的です。最後に主催者の感謝のことばを簡単に記載するケースもあります。
入学、卒業式、入社式、株主総会などの場合
株主総会などの畏まった式の式次第の書き方についてもみていきましょう。
企業や学校、公的機関や団体などの多くの人が参加する式典の場合、式次第も様変わりします。
建物の壁やホワイトボードに大きく掲示するタイプの式次第がよく用いられますが、これは大きな字で見やすく記載するのが鉄則です。
「開会」「開会の辞」「開会宣言」から始まり、最後に「以上」と列記するのが普通です。
また、『○○式』(竣工式、記念式典)ではなく『○○会』(祝う会、祝勝会、決起大会、披露パーティなど)では、「式次第」と書かずに「会次第」や「次第」とすることもあるので覚えておきましょう。
ポイント
- 『式次第』の内容はシンプルな箇条書きで横書き、縦書きどちらかに統一するのが一般的。
- 建物の壁などに掲げる『式次第』は、「開会」「開会の辞」「開会宣言」から始まり、最後に「以上」と列記することが多い。