イギリス貴族階級爵位①公爵/公爵夫人
イギリスで公爵位はロイヤルファミリーが持っている
爵位は世界で君主制をとっている国では現在も存在しています。君主制の国で最も知られているのがイギリスで、伝統的な貴族のほかロイヤルファミリーでも多くの方が爵位を持っているのが現状です。
最上位の公爵や公爵夫人は、主にロイヤルファミリーで国王以外の人物が持っています。代表的な人物がチャールズ皇太子やウィリアム王子、ヘンリー王子などのエリザベス2世女王の子や孫たちです。なお公爵に限らずどの称号でも男性だけではなく女性にも爵位があり、女性の場合は「夫人」とつきます。
イギリスの公爵
- 公爵は爵位でも最高位で、主にロイヤルファミリーが持っています。
イギリス貴族階級爵位②侯爵/侯爵夫人
侯爵はロイヤルファミリーのほか、スコットランドなどの有力貴族が持っている
爵位の2番目が侯爵で、主にロイヤルファミリーのほか、スコットランドやウェールズの有力貴族が多く持っています。英語で「マーケス」と呼ばれており、もとはカール大帝で知られるフランク王国で辺境を守っていた武将が起源です。その後時代が経つにつれてヨーロッパ各国で国境や周辺地域に領地を持っていた貴族に授与される爵位となりました。
イギリスの侯爵
- 侯爵は2番目の爵位で、ロイヤルファミリーのほかスコットランドやウェールズの有力貴族が持っています。
イギリス貴族階級爵位③伯爵/伯爵夫人
紅茶のブランド「アール・グレイ」はイギリスの伯爵が由来
爵位の3番目が伯爵で、英語で「アール」と呼ばれています。国内各地の有力貴族に授与されていた称号が転化してできたものです。
実は「アール」は私たちの生活でもあるものの名前に使われていることで知られています。それは紅茶のブランド「アール・グレイ」で、19世紀に英国首相を務めたグレイ伯爵チャールズが中国茶を改良して作ったという逸話からこのような名前が付きました。街中のカフェでアール・グレイを注文したらぜひともその歴史に思いをはせてみてはどうでしょうか。
イギリスの伯爵
- 伯爵は3番目の爵位で、国内各地の有力貴族に与えられたものです。
- 紅茶のブランド「アール・グレイ」もイギリスのある伯爵が由来とされています。
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