「大嘗宮」が一般公開されます
平成から令和に改元した今年、11月14日に天皇陛下が即位後はじめての宮中祭祀、「大嘗祭(だいじょうさい/おおなめまつり)」が行われます。
大嘗祭では、「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」が「大嘗宮(だいじょうきゅう)」と呼ばれる、大小約40棟からなる木造の建物で行われます。
大嘗宮は、今年の7月に皇居・東御苑にて地鎮祭の後、約3ヶ月をかけて設営されました。大嘗宮は、大嘗祭が行われる年だけ設営されるため、大嘗祭が終わった後に取り壊されます。
そして、平成即位の際と同じく今年も大嘗宮の一般公開が予定されています。
一般参観できるのはいつから?
大嘗宮が一般参観できるのは、大嘗祭が終わった後の、
11月21日(木)~12月8日(日)
までの18日間となっています。
一般参観できるルートは、皇居・坂下門から入場し、宮内庁庁舎を右折後、富士見櫓下を進み、皇居東御苑の大手門、平川門、北桔橋門までの約900メートルとなっています。
大嘗祭宮の一般公開期間 | 2019年11月21日(木)~12月8日(日) |
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実施時間 | 午前9:00~午後4:00(入場は午後3:00まで) |
所在地 | 〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1 坂下門(皇居) |
アクセス | JR線:東京駅、有楽町駅 千代田線:二重橋駅、大手町駅、日比谷駅、霞ヶ関駅 三田線:大手町駅、日比谷駅 半蔵門線:大手町駅 東西線:大手町駅 丸の内線:東京駅、大手町駅、霞ヶ関駅 有楽町線:有楽町駅、桜田門駅 |
大嘗宮の儀とは?
「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」とは、天皇陛下が即位した年に、天照大神をはじめとする神々に新穀(初穂)をお供えし、五穀豊穣や国家、国民の安寧を安寧を願う儀式のことです。
神々にお供えする新穀を選ぶ斎田点定の儀(さいでんてんていのぎ)、新穀を収穫する斎田抜穂の儀(さいでんぬきほのぎ)を経て、11月14日~15日の間に行われます。
大嘗宮の儀が行われる大嘗宮には、新穀をお供えする悠紀殿や主基殿などの主祭殿や、天皇が身を清めるために使う廻立殿(かいりゅうでん)など、様々な建物があり、夕方から翌日の夜明けまでの長い時間をかけて行われます。
まとめ
大嘗祭が行われるのは、天皇陛下が即位した年に限られます。そのため、大嘗宮を見れるチャンスもそうそうありません。
稲作が盛んな古来の日本から現在に続く、五穀豊穣や国家国民の安寧を願う神聖な儀式、大嘗祭が行われる大嘗宮をこの機会に一度、訪れてみてはいかがでしょうか?
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