「かしこみかしこみ」の使い方を紹介!
「かしこみかしこみ」の使い方を、下記の4つに分けてご紹介します。
- 神社に参拝する場合
- 神棚にお祈りをする場合
- 結婚(神前)式で使う場合
- 厄祓いで使う場合
神社に参拝する場合
神社に参拝する場合は、願いごとやご報告を告げた後、「かしこみかしこみもまおす(もうす)」と締めくくります。
神社に参拝する際に行う順序は下記の通りです。
- 2礼・2拍手・1礼
- 願いごとやご報告を告げる
- 締めの言葉に「かしこみかしこみもまおす(もうす)」と言う
- 終わりの1礼
神社に参拝に使う「かしこみかしこみ」は「神様という大変偉大な存在に対して、願いごとやご報告をすることは恐れ多いことですが、お聞きくださってありがとうございます」という思いが込められたものです。
神棚にお祈りをする場合
神棚にお祈りをする場合は、「神棚拝詞」という神棚に向けた拝詞を奏上することが多いですが、その中にも「かしこみかしこみ」という言葉が用いられています。
家や事務所などに神棚がある場合、基本的に毎日、そして決まった時間に神拝を行います。神道の信仰者はこの神拝が日課となっているものです。
結婚(神前)式で使う場合
結婚(神前)式で使う場合は、恐美恐美を用いた「かしこみかしこみ」が使用されます。
美という字は、良いという意味を持つ「美し」からきたものです。恐み恐みという言葉に「美」を入れることで、神様に対して「願いごとを申し上げるのはとても恐れ多いですが、私たち夫婦に良い結婚生活をお授けください」というような思いで用いられます。
厄祓いで使う場合
厄祓いで使う場合は、修祓や祓い詞という厄払いに適した詞を奏上しますが、その中にも「かしこみかしこみ」という言葉が盛り込まれています。
厄払いという「良くないものを取り祓うために、神様の霊力をお借りしている」という考えの元、神様に対して「大変恐れ多いですが、厄払いに協力してください」というお願いの気持ちを込めた言葉になります。
神職の方が修祓や祓い詞を奏上する場合には、「あなた(神様)のお力でこの参列者に憑いた厄・罪・穢れを取り除いてください」や「この参列者に憑いた厄・罪・穢れを取り除く力を授けてください」などの思いを込めることもあります。
まとめ
「かしこみかしこみ」は祝詞や祓詞の中で使用されることの多いフレーズで、神様に対して、偉大な存在として畏敬・敬意を示すという意味で使われていることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、神社に参拝する場合や神棚にお祈りをする場合などのシーン別で込められた思いが異なる部分もありましたね。
神様へ願いごとやご報告する機会がある方は、ぜひ使ってみてください。


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