LINE登録で無料プレゼントをお配りしています

大祓詞(おおはらえのことば)で罪穢れを祓う!祝詞の意味や効果について解説!

目次

大祓詞(おおはらえのことば)とは

大祓詞(おおはらえのことば)とは、年に2回ある「大祓(おおはらえ)」で唱えられていた祝詞(のりと)で、罪や穢れを祓うために唱えらます

大祓は昔から半年ごとに行われている神事で、6月に「夏越しの大祓」(なごしのおおはらえ)・半年後の大晦日に「年越しの大祓」があります。夏越しの大祓の際には、多くの神社で「茅の輪」が設置されます。その輪をくぐる=茅の輪くぐりをすることによって、元旦から半年経って付着した罪穢れを祓う儀式です。

平安時代中期に編さんされた律令の施行規則「延喜式」(えんぎしき)に記されている祝詞「六月晦大祓」(みなづきの つごもりのおおはらえ)をもとに、大祓詞は受け継がれています。

大祓詞(おおはらへのことば)の効果

大祓詞は、唱えた人の罪や穢れを祓い、言霊のように潜在意識を浄化する効果があります。

神社本庁に記されている定義を見てみましょう。

我が国は、「言霊ことだまさきわう国」とも称されるように、言霊に対する信仰が見られます。言葉には霊力が宿り、口に出されて述べることにより、この霊力が発揮されると考えられています。例えば忌み嫌われる言葉を話すと良くないことが起こり、逆に祝福の言葉で状況が好転するというもので、婚儀など祝儀の際に忌み言葉を使わぬよう注意を払うのも、こうした考えによることなのです。引用元: https://www.jinjahoncho.or.jp

「言霊」とは、言葉に宿る霊力のことで、古来より日本では言葉には「力」があると考えられています。

万葉集では、柿本人麻呂(かきもとのひとまろ)の歌に
しきしまの 大和の国は 言霊の さきはふ国ぞ まさきくありこそ
(この日本の国は言霊が幸いをもたらす国ですので、どうか私が言葉で「ご無事でいてください」と申し上げることで、その言葉の通り無事でいらっしゃいますように)
とあります。このように、前向きな言葉は本当に人を前向きにさせる力があり、逆にネガティブな言葉はネガティブを引き寄せてしまう、それが言霊です。

同じようなニュアンスに「アファメーション(宣言)」がありますが、こちらも言葉を口にすることでポジティブを引き寄せ、自分を前向きにさせる方法です。

大祓詞を何度も唱えることで自分の中に天からのエネルギーを下ろし、穢れをなくし、罪は薄らぎます。

大祓詞の本文

それでは、実際に大祓詞を見てみましょう。
大祓詞の原文(大正三年・内務省選定)は宣命書き(せんみょうがき)と呼ばれる漢字表記のみの和文体です。
ここでは、現代仮名遣いにし、送り仮名と読み仮名をふり読みやすくしたものを記します。

-----------------------------------------

高天原に神留まり坐す 皇親神漏岐神漏美の命以て
たかあまはらにかむづまります すめらがむつかむろぎかむろみのみこともちて

八百万神等を神集へに集へ給ひ
やほよろづのかみたちをかむつどへにつどへたまひ

神議りに議り給ひて 我皇御孫命は
かむはかりにはかりたまひて あがすめみまのみことは

豊葦原瑞穂国を 安国と平けく知食せと 事依さし奉りき
とよあしはらのみづほのくにを やすくにとたひらけくしろしめせと ことよさしまつりき

此く依さし奉りし国内に 荒振神等をば 
かくよさしまつりしくぬちに あらぶるかみたちをば

神問はしに問はし給ひ 神掃へに掃へ給ひて
かむとはしにとはしたまひ かむはらひにはらへたまひて

言問ひし磐根樹根立ち 草の片葉をも事止めて
ことどひしいはねきねたち くさのかきはをもことやめて

天の磐座放ち 天の八重雲を
あまのいはぐらはなち あまのやへぐもを 

伊頭の千別に千別て 天降し依さし奉りき
いづのちわきにちわきて あまくだしよさしまつりき
 
此く依さし奉りし四方の国中と 大倭日高見の国を安国と定め奉りて
かくよさしまつりしよものくになかと おおやまとひだかみのくにをやすくにとさだめまつりて

下津磐根に宮柱太敷き立て 
したついはねにみやはしらふとしきたて 

高天原に千木高知りて 皇御孫命の 瑞の御殿仕へ奉りて
たかあまはらにちぎたかしりて すめみまのみことの みづのみあらかつかへまつりて

天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して 安国と平けく知食さむ国内に
あまのみかげ ひのみかげとかくりまして やすくにとたいらけくしろしめさむくぬちに
 
成り出む 天の益人等が 過ち犯しけむ種種の罪事は
なりいでむ あまのますひとらが あやまちおかしけむくさぐさのつみごとは

天津罪 国津罪 許許太久の罪出む
あまつつみ くにつつみ ここだくのつみいでむ

此く出でば 天津宮事以ちて 天津金木を本打ち切り末打ち断ちて
かくいでば あまつみやごともちて あまつかなぎをもとうちきりすえうちたちて

千座の置座に置足はして 天津菅麻を本刈り断ち末刈り切りて
ちくらのおきくらにおきたらはして あまつすがそをもとかりたちすえかりきりて

八針に取裂きて 天津祝詞の太祝詞事を宣れ
やはりにとりさきて あまつのりとのふとのりとごとをのれ

此く宣らば 天津神は 天の磐戸を押披きて
かくのらば あまつかみは あまのいはとをおしひらきて

天の八重雲を伊頭の千別に千別て 聞食さむ
あまのやへぐもをいづのちわきにちわきて きこしめさむ

国津神は 高山の末低山の末に登り坐て
くにつかみは たかやまのすえひきやまのすえにのぼりまして

高山の伊褒理低山の伊褒理を掻き別けて 聞食さむ
たかやまのいぼりひきやまのいほりをかきわけて きこしめさむ

此く聞食してば 罪と言ふ罪は有らじと
かくきこしめしては つみといふつみはあらじと

科戸の風の 天の八重雲を吹き放つ事の如く
しなとのかぜの あまのやへぐもをふきはなつことのごとく

朝の御霧 夕の御霧を 朝風夕風の吹き掃ふ事の如く
あしたのみぎり ゆうべのみきりを あさかぜゆうかぜのふきはらふことのごとく

大津辺に居る大船を 
おおつべにをるおおぶねを

舳解き放ち 艪解き放ちて 大海原に押し放つ事の如く
へときはなち ともときはなちて おおうなばらにおしはなつことのごとく

彼方の繁木が 本を焼鎌の利鎌以て 打ち掃ふ事の如く
おちかたのしげきが もとをやきがまのとがまもちて うちはらふことのごとく

遺る罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を
のこるつみはあらじと はらへたまひきよめたまふことを

高山の末 低山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ
たかやまのすえ ひきやまのすえより さくなだりにおちたきつ

早川の瀬に坐す 瀬織津比売と言ふ神 大海原に持出でなむ
はやかわのせにます せおりつひめといふかみ おおうなばらにもちいでなむ

此く持ち出で往なば
かくもちいでいなば

荒潮の潮の八百道の 八潮道の潮の八百曾に坐す 速開都比売と言ふ神
あらしほのしほのやおあひの やしほじのしほのやほあひにます はやあきつひめといふかみ

持ち加加呑みてむ
もちかがのみてむ

此く加加呑みてば 息吹戸に坐す 息吹戸主と言ふ神
かくかがのみては いぶきどにます いぶきどぬしといふかみ

根国・底国に息吹放ちてむ
ねのくに・そこのくににいぶきはなちてむ

此く息吹放ちてば 根国・底国に坐す 速佐須良比売と言ふ神
かくいぶきはなちてば ねのくに・そこのくににます はやさすらひめといふかみ

持ち佐須良比失ひてむ
もちさすらひうしなひてむ

此く佐須良比失ひてば
かくさすらひうしなひては

罪と言ふ罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を
つみといふつみはあらじと はらへたまひきよめたまふことを

天津神・国津神 八百万の神等 共に聞食せと白す
あまつかみ・くにつかみ やほよろづのかみたち とみにきこしめせとまをす

-----------------------------------------

ずいぶん長く難解に思えますが、大祓詞の意味や内容を掴んでおくと頭にインプットしやすくなるかもしれません。

大祓詞の意味・内容

大祓詞の内容はざっと4つにわけて解釈することができます。
 

1、ニニギノミコトの建国について
2、神武天皇以降の国家統治について
3、祝詞の作用について
4、浄化の方法について


このように、天孫降臨などの日本の神話に触れつつ、人々が犯した罪の祓い方について述べられています。

さらに詳細を知りたい方は、國學院大學のサイトの大祓詞のページをご覧くださいね。読みやすい文体でおすすめです。

<参考>
國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館

1 2
天照大御神

アマテラスチャンネルでは、LINEを通じて皆様をお助けしております。
不安や悩み、人生の願いがあるのなら、こちらから私にご連絡ください。

https://lin.ee/NXwLSfe
感謝

コメント

コメントする

目次