自己暗示を行うことで得ること
自己暗示は人の心理面の深いところに働きかけるものです。ただ、いきなり別人になれるものではありません。自己暗示を行うと、どのような変化が起こり、どのような効果が得られるのか解説します。
自信が湧きポジティブになる
「できる自分」「最高の自分」を繰り返しイメージし、思い込むことで、自分はできる!と心から思え、それが本当の自分になっていきます。
気持ちが前向きになって行動が変わることで、小さな自信が積み重なり自然と大きな自信となってポジティブになります。
眠っていた能力が目覚める
最高の自分をイメージし自信が付くことで、過去の失敗に由来する未来への不安や緊張がなくなり、自分の眠っていた能力が目覚めます。
自分で決めている得意、不得意が変化しこれまで以上のパフォーマンスを発揮することができます。
モチベーションが上がり行動力が増す
自分はできる!とポジティブなイメージを繰り返すことで、モチベーションが上がり行動が変わります。
「やってみたいけどどうせ私には無理だ」と思っていたようなことも、「きっとできる、やってみよう!」と前向きに挑戦できるようになります。
人間関係がスムーズになる
恋愛、友人、家族、職場などの人間関係がスムーズになります。
どんな人とも上手くいくイメージを持ち自信が付くので、緊張することなく本心で付き合うことができ良好な関係を築くことができます。
理想の自分を実現できる
理想の自分のイメージを思い込むと、「自分の能力はこんなものである」と抑えるものがなくなり、無限の可能性を解放できます。
不安や緊張などネガティブな思考に囚われず、高いモチベーションで望み通りのパフォーマンスを発揮できる自分になります。
自己暗示をかけるためには
自己暗示は人の心の深いところから変えるものです。「でも自己暗示ってどうやってかけるの?」、「催眠術のように振り子を見つめながら呪文を唱える?」
それは冗談としても、自分で自分に本当に言い聞かせることができるのか疑問ですよね。
効果的に自分に暗示をかける方法をご紹介します。
なりたい自分をリアルにイメージし、言葉にする
あなたのなりたい理想の自分はどんな人物でしょうか。
よりリアルにイメージするために、まずは質の高いものや、人に触れ情報をインプットしてください。
- 映画
- 音楽
- 絵画
- 美術品
など、好きなものがあれば、天才たちが生み出した本質を突いた本物に触れましょう。
また、自分の憧れの人、好きな人、好感を持てる人の魅力を分析しましょう。そしてスポーツやアウトドア、マンガや読書など、自分が好きと思える趣味に集中してください。
他人の評価や、理由は必要ありません。
とにかく時間を忘れて没頭できる大好きなものに夢中になり、取り込み、言葉にしてみましょう。あなたの「好き」を言葉にすることにより、自分の理想像をイメージしやすくなります。
紙に具体的に書き出す
自分の好きなものが分かったところで、「こういう感じが好きだな」「なりたいな」という理想の自分を紙に書き出し整理してみましょう。
- 好きなもの
- やりたいこと
- 行きたい場所
- 一緒にいたい人
など、自分の望みが具体的に整理できたら、文章を組み立てましょう。
ポイントは、もう達成している自分と周りの情景を、感情を表す言葉を使って具体的に書くことです。この時、一人称の進行形で書き、否定形は使いません。
例:私は○○の仕事に就いている。毎日充実し、心からの感謝を日々周囲に伝えている。やりがいとあたたかい心で満たされ、心身共にとても爽やかである。
毎日見るところに配置する
良いイメージなど書き出した紙を、毎日目に入るところに貼りましょう。
行きたい場所や大好きなものの写真や、目標とする人の写真も一緒に貼ると、より具体的にイメージを持つことができます。これらをスマホの待ち受けにするのもオススメです。
毎日目にすることで常に意識に働きかけることができ、自分の行動に変化が出てくるはずです。
朝晩鏡に向かい口に出す
1日2回、鏡に映った自分に向かい、口に出し聞かせましょう。
この時、もう達成している自分の姿を映像付きでリアルにイメージします。その時の幸せや満足感などの気持ちを、本当のことのように感じながら言うと効果的です。
耳からの音と、脳内の映像と、感情で自分の意識に深く届けることができ、上手く自分に思い込ませることができます。
ネガティブな言葉を使わないよう意識する
自分が普段何気なくしている会話を観察しましょう。
自分を他人と比較して卑下したり、他者からの評価や過去の出来事にこだわり、ネガティブな言葉を発していませんか。前述した通り、言葉があなたのコミュニケーションと思考を作ります。
あなたはあなたです。他の人と比べたり評価を気にして他人の人生を生きる必要はありません。そして、過去は関係ありません。
いつだって今が最高!と、既に達成している自分を「すごい!」と感じ、今を楽しんでください。
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