ブレサリアンとは?
ブレサリアンとは、食事も水も摂らず、空気だけで生きている人のことです。
不食者とも呼ばれ、判明しているだけでも世界で10人ほどのブレサリアンが存在します。
ブレサリアンの語源
ブレサリアンは、呼吸(ブレス)だけで生きる人という意味です。
しかし正確には、呼吸だけで生きているのではなく、太陽を見つめることで宇宙のエネルギーであるプラーナを栄養として取り入れて生きています。
ブレサリアンとはどういう存在?
ブレサリアンは、ベジタリアンやビーガンのように食べるものに対して制限をかけるのではなく、生きる上で食べ物を一切必要としない存在です。
通常、人は断食を続けると一週間もせずに死んでしまいます。水分だけ摂取していたとしても、3週間程度で餓死してしまうといわれています。
しかし、食べ物や水分を摂取せずに何年も健康なまま、ブレサリアンとして生きている人が世界中にわかっているだけでも10人ほどがいます。
ブレサリアンの生活や寿命は?
ここでは、ブレサリアンの人たちはどのような生活を送っているのか、また食事をしないことで寿命はどうなるのかについて、ご紹介します。
ブレサリアンの生活
普通の人は食事をするので、食べ物をエネルギーへと変えるための体内エネルギーを必要としますが、ブレサリアンは食べ物を摂取しないため余分なエネルギーを必要としません。
つまり、必要最低限のエネルギーすら摂取する必要がなく、そのために体を休める必要も無いので睡眠時間はとても短く、食事による老廃物の排出も必要ないので、排泄頻度も著しく減ります。
また、ブレサリアンには性格がとても穏やかな人が多いといいます。それは、肉類を多く摂取する人が攻撃的になったり、菜食主義者は性欲が少なかったりすることと大きく関係しています。
食べるものによって気持ちがある程度変化する普通の人とは違い、ブレサリアンは食事を摂らないため、常に安らかな気持ちでいることが出来るのです。
しかし食事を摂る必要が無いというだけで、食事自体を嫌っているわけではありません。友人や仕事での付き合いで食事を拒否することが失礼に当たる場合には、食事を摂ることも構わないという考え方を持っています。
ただ、食事の後は体内のエネルギーバランスが混乱するのか、体調を崩しやすくなるといわれています。
ブレサリアンの寿命
実際にブレサリアンとして生きている人は多く存在するものの、寿命を統計出来るほど長期間の観察データは揃っておらず、寿命についてはわかっていません。
ただ、ブレサリアンは同年代の人よりも健康な体を維持していることがわかっています。
普通の人が断食を始めると2、3日で体が衰え始めますが、長期間の断食に成功している人は断食初期に5kg程度減った後は、体重の変化はありません。
また健康にも影響はなく、むしろ持病は改善し、風邪なども引かなくなるといわれています。
リキッダリアンとの違いとは?
リキッダリアンとは液体(リキッド)のみを摂取して生きている人のことで、果物や野菜から得た液体によって栄養を摂取しています。
ブレサリアンは水分すら必要とせず、宇宙エネルギーから栄養を得ているため、リキッダリアンとは全く異なる存在です。
ブレサリアンになる方法
心身の健康が促進されるブレサリアンになりたいという人は多いですが、長期間の断食を実践して餓死してしまう例も少なからず存在します。
断食方法を記した書籍に乗っ取っていたとしても、本人の健康状態を考えずに間違った方法を実行することは大変危険です。
どうしてもブレサリアンになりたいという人は、ブレサリアンの方が開催している断食ワークショップに参加するなど、専門家の監督の下で実践しましょう。
また実際に断食を実践する際には段階を踏むことも重要です。まずは動物性の食品を口にしないベジタリアンから始め、果実しか口にしないフルータリアン、飲み物だけに栄養を依存するリキッダリアンと徐々に食物を制限していきましょう。
自分の健康状態や限界を意識しながら断食を目指していくことで、自然と食べ物を必要としない体になることができます。