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「鬼宿日」とは?
「鬼宿日」とは、宿曜で鬼宿に当たる日のことで、婚礼以外は大吉日とされている日のことです。
お釈迦様が生まれたのが鬼宿日であったことから鬼宿日は吉日とされています。
お釈迦様の誕生日は4月8日ですが、宿曜のインドの暦では4月15日となっています。
そして、旧暦(太陰暦)のころは一カ月が28日だったので毎月15日が鬼宿日となりました。
「鬼宿日」が吉日である理由
「鬼宿日」が吉日である理由は、「鬼が宿に泊まっている日なので、安心して外出できる日」ということに由来します。
鬼(=邪な存在や危険な存在)に邪魔される心配がないため、安心して外出が出来る吉日を指しました。そのため、何をするにも絶好の吉日で、特に新しいことを始めるのに良い日です。
「鬼宿日」の婚礼がNGなのはなぜ?
「鬼宿日」が婚礼を避けるべき日とされている理由は諸説ありますが、それは、嫁を取ることを「家に入る」ということに関係してます。
「鬼宿日」は家の中に鬼がいる日、嫁がこの日に結婚して家に入ってしまうと、鬼と鉢合わせてしまいます。そのために鬼宿日に結婚するのは避けるべきとされているようです。
鬼宿日は縁起担ぎの一種ですから、信じない方も多数いらっしゃいます。
しかし、今でも鬼宿日に婚礼をすることを嫌がる方も多数いらっしゃいます。人の嫌がることを無理やりする必要はありませんので、鬼宿日には婚礼に関することは行わないのがマナーと言えます。
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