「タルパ」とは?

タルパとは「自分で作った、自分にしか見えない相手」のことを意味しています。
頭の中ではなく、常に自分の近くに存在し会話はもちろん、触れたり温かさを感じることも可能です。妄想と似ていますがタルパを作り出している人の中でも「妄想とは別物」と考える人もいれば「妄想を深くしたもの」と考える人で意見は二つに分かれています。
タルパは妄想と比べるよりも二重人格と言われる「解離性同一性障害」に似たものだと考えたほうがわかりやすいでしょう。
タルパは元々チベット密教の秘密の技として知られていました。精神的に成長できた人だけが手に入れられる技だとされていましたが、現代のネット社会をきっかけに2chを通して多くの方に知れ渡っていきました。

ひろみ
解離性同一性障害とタルパの明確な違いは何なの?

さゆり
解離性同一性障害だとその場に現れるのは一人の人物像です。
ですが、タルパは自分と同じ空間に同時に現れることができるんですよ。

ひろみ
自分の目の前に現れて話すことができる相手がタルパという存在なのね。
成功例
タルパを作り出すことに成功すると、タルパは「自分自身にとって素敵な友人」となってくれます。
人物像は違っても「もう一人の自分」として解釈することもできますし、悩んだときの相談相手や日頃の話相手にもなってくれます。自分が持っていない部分を補ってくれたりするため、何かに悩んだときの解決方法を見つけやすくなります。

陰陽師が使役する式神もタルパとにたっところがあるわ。
タルパも式神の一種といえるかもしれないわね。
メリットとデメリット

さゆり
タルパにはメリットとデメリットがあるんです。
メリットとデメリットについてそれぞれご紹介します。
タルパの一番のメリットは「どんなことでも気にせず話せる相手ができること」です。
気の合う友人がいない場合や、親しい友人や両親だからこそ話しずらい、そんなときでもタルパは何でも聞いてくれます。そして自分を否定するわけではなく全てを受け入れてくれます。もちろん、良き相談相手となりアドバイスをくれることもありますが、作り出してくれた相手を嫌いになることはないので安心して何でも話すことができます。
タルパのメリット
- 常に話し相手がいる
- 精神面で気持ちが穏やかになる
- 毎日が楽しくなる
タルパの一番のデメリットは「タルパ以外の友人との会話が減ってしまうこと」です。
タルパには何でも話すことができるため、プライベートでの友人や仕事先の仲間に対して相談や愚痴、日常的な会話をすることが自然と減っていきます。そしてタルパは作り出した自分にしか見えないため、タルパに入り込みすぎてしまうと「外に出たくない」「仕事に行きたくない」など、社会生活に支障をきたす危険性も出てきます。
タルパのデメリット
- 一人の時間がなくなる可能性がある
- タルパ以外の友人とのコミュニケーションが薄くなる場合がある
- 立場が反転すると主導権を握られてしまうことがある
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