お財布は耐久性に優れた素材や使いやすいデザインを厳選して長く愛用されている方が多いのではないでしょうか。
しかし、お財布の色はつい無難な「黒」ばかり選んでいませんか?
お財布に取り入れると金運につながる「色」と「意味」について解説します。
財布の色と金運は関係がある
財布の色と金運は関係がある
古代中国で生まれた風水は、天体や自然環境から流れる「気」を読み解き、制御する「学問」や「術」として現代も活用され続けていますね。
ふと目にしたニュースサイトの「ラッキーカラー」、雑誌や広報誌の「占い」ページの「開運カラー」も気の流れを読み解く「術」として私たちの生活に根付いています。
毎日目にする習慣はあっても「占いは当てにできない」と思いがちですが、「色」は風水に限らず、現代医学でも人が見ることで「心」や「体」に変化や影響を受けることが証明されています。
「色」のもつ「意味」と「作用」を理解して活用することで、今までは受動的に影響を受けていた「気」の流れを能動的な「運気」に変えることにつなげていけます。
毎日使う財布の色は金運に直結する
毎日使う財布の色は金運に直結する
お財布は、「生きる事、生活すること」に直結し、金運の影響を受けるアイテムの一つですよね。
例えば、小銭や紙幣ではなく、電子マネーカードやクレジットカード、キャッシュカードもお財布に入れている方が多いので、お金に関することはお財布に集中しています。
また、金運以外の方面でも、お財布の色によって、異なった運気を呼び込むということはご存知でしょうか?
大切な面接や商談がある日、人伝で紹介された異性と会う日、証券や株を購入する日など、自分の意志だけでは結果につなげることは難しいです。
他者や、世界的な経済の流れをご自分の思い描いた方向へ気の流れを制御したい時に、お財布の色を意識する、しないのでは結果やその過程が変わっていくこともあります。
お金は人と人の間に生まれる価値観です。
お財布の「色」を意識してご自分の大切なシーンに活用すると、ご自分の意志を発信する意味が生まれます。
風水などを信じない方にとっては、迷信めいた話と思われるかもしれませんが、TPOに合わせてご自分に合った「色」のお財布を持つ習慣を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
財布の色は自分の状態にあった色を選ぶ
古代中国で生まれた風水は、金、銀、銅が埋まっている地脈、生活用水に欠かせない井戸を掘るための水脈を「探す」ことにも活用されていました。
鉱物は装飾品や武器に加工され、社会のステータスや価値のシンボルとなります。
水は生命活動に欠かせないものです。
鉱物も水も価値があり、生きるために欠かせないものですが、利用目的と作用が全く違いますね。
風水は、地脈と水脈を「探す」術の他に「見分ける術」としても発達した学問だったのです。
風水の「探し、見分ける」気質は、「色」にも応用されています。
例えば、新しい事業を立ち上げてお金をたくさん稼ぎたい方であれば、新しい人脈を引き寄せることが「金運」へつながります。
初めて会う人から信頼を得て、自分の意志を貫きつつも人と仕事を引きつけなければなりませんので、この場合「金運」を呼び込む色は、「信用を保つ」意味がある「黒」、「抑制」や「留める」意味がある「濃紺」です。
「ネイビー」よりも「黒」の気質が強いので、この場合は「濃紺」がおすすめです。
では資産運用で財産を増やすために「金運」を呼び込みたい方の場合はどうでしょう。
今ある資産の価値を上げて、蓄財を増幅させなければなりませんので、この場合の「金運」を呼び込む色は、「蓄え、育てる」意味の「茶色」、「発展や成長」を意味する「深緑」となります。
黄色の財布がいいというわけではない
金運が良くなるという理由で一時期「黄色」の財布が流行り、現在でもお金に関することなら「黄色」が開運カラーという認識が根強く残っていますよね。
一般に浸透した黄色のイメージは「収入が増える」、「蓄えが育つ」でした。
しかし、風水では、黄色単体の持つ意味は「お金が絶えず入り、絶えず出る」ことなのです。
では、なぜこのような思い違いが生まれたのでしょうか。
風水には、「気」を制御する術が複数存在しています。
中でも、自然を5色で表し、住居の間取りや家具の配置を方角と色の調和によって「気」を制御する「五行思想」では、「黄色」は「土」を意味します。
「土」は水を吸い、木を育てますが、土の奥深くには「金」の鉱脈も蓄えています。
このように自然界では相互関係のある物質が偶発的に隣り合うことで、人にとって豊かな利益が生まれていました。
「五行思想」は、この豊かな利益を人が制御し、目的に沿って自然の調和や恩恵を受ける術として発展した側面も持っています。
「五行思想」では、「(金属の)金」は「白」で表されます。
風水が生まれた古代中国西部には「(金属の)金」の鉱脈が西部に集中していたため、住居内の西には「黄色」の物を配置すると自然界との調和や恩恵を制御する意味が生まれます。
つまり、「黄色いお財布」は、「五行思想」の住居と鉱脈がお財布と硬貨に置き換わり、「方角」よりも「色」だけがピックアップされた結果生まれた思い違いだったのではないでしょうか。