ジョンタイターとは?2036年から来た自称タイムトラベラー
ジョンタイターとは、2000年の後半に、アメリカの超常現象関連チャットに突如現れた自称未来人です。
当時、「TimeTravel_0」というハンドルネームでチャットに参加し、2036年の未来から来たという突拍子もない自己紹介を始めたことで話題になりました。
当初は、ほとんどのチャット参加者がジョンタイターの話を信じなかったものの、チャットでのやりとりを通じて、次第にジョンタイターの言葉を信じる人が出てきたそうです。
ジョンタイターについては、現在でも謎が多く残っていますが、当時、チャット上で自身について簡単な自己紹介を行っています。
ジョンタイターは、公のメディアなどに登場したことがなく、チャットのみで発言をしていたということもあって、現在でも様々な憶測を呼んでいる人物となっています。
また、突如チャットに出現したジョンタイターですが、未来の出来事をいくつか予言し、2001年の3月に「予定の任務を終了した」という言葉を残して、忽然と姿を消しています。
ジョンタイターが未来から来た理由はIBM製パソコンのため
自身を未来人であると公表したジョンタイターですが、未来から過去にタイムトラベルした理由についても、当時のチャットで語っています。
2038年問題とは、2038年の1月19日を境に、UNIXというOSが正常な動作をしなくなるため、同OSが土台となっているコンピューターが誤作動を起こす可能性があると言われている問題です。
UNIXというOSが誤作動を起こすことの何が問題なのかというと、現存する最も古いOSのひとつであるUNIXは、現在利用されている様々なOSの土台になっているということです。
つまり、UNIXが正常に動作しなくなることで、多くのコンピューターが誤作動を起こしてしまいます。
現代を考えてみても、コンピューターで管理している物や施設などが大変多くあり、ジョンタイターのいた2036年では、当然、現代よりコンピューターによる管理が進んでいるはずです。
つまり、ジョンタイターは、「IBM5100」を回収する任務で、2036年から2000年にタイムトラベルをしてきたのです。
ジョンタイターが求めた「IBM5100」とは?
そもそも、なぜIBM製のコンピューター「IBM5100」が必要なのかと疑問に感じる人もいると思いますので、簡単にご紹介しておきます。
「IBM5100」は、1975年に登場したIBM製のデスクトップパソコンで、現行のプログラムより、さらに古いプログラムを理解できるという「隠し機能」をもつコンピューターと言われています。
IBM社は、隠し機能について正式な発表を避けているものの、同コンピューターの開発に関わっていた元エンジニアが、2004年に隠し機能があることを認めています。
ジョンタイターが、どこで「IBM5100」の隠し機能の情報を入手したのかは不明とされていますが、「IBM5100」の隠し機能を知っていたことで、ジョンタイターの話に信憑性を持たせる結果となったのは言うまでもありません。
ジョンタイターが遺した予言一覧
IBM製のコンピューター「IBM5100」を確保するために来たジョンタイターですが、チャット上から姿を消すまでに、未来での出来事をいくつか予言しています。
中には、多数の死者がでるような絶望的な内容の予言も含まれています。
上記の予言を見ると、やはり母国であるアメリカに対する予言が多く見られます。
特に印象的な予言は、「アメリカが内戦状態に突入する」や「ロシアが第三次世界大戦に勝利する」というような、アメリカが崩壊することを匂わす内容です。
現在のアメリカは、世界の警察と呼ばれるほど世界秩序の象徴となっている国ですが、ジョンタイターのいた2036年では、世界の警察としての役割を果たせる状態ではないと言うことです。
彼の予言が実現されるとなると、この先の世界情勢が大変不安定になることは言うまでもありません。
また、ジョンタイターの予言には、2017年に30億人が死ぬという最悪の予言が含まれています。
この予言に関してもう少し詳しく説明すると、アメリカが内戦状態に入り、それを抑えるためにロシアがアメリカに核を投下することで、第3次世界大戦になるそうです。
結果、地球の人口の約半数が死亡してしまうという内容になっています。
ただ、この予言に関してですが、2019年の時点では現実に起こっていません。
当然、30億人もの人が死んだという事実もありませんので、最悪の予言は回避したことになります。
とは言え、北朝鮮の核問題など、核に対する問題はまだまだ山積みとなっていますので、第3次世界大戦が起こる可能性がゼロというわけではありません。
ジョンタイターの当たった予言
ジョンタイターは、様々な分野についての予言を残していますが、実は、当たっている予言もあります。
ジョンタイターの予言は、複数の分野について書き込みが行われていて、誰も予想していないことが的中していることが不気味です。
例えば、中国の宇宙進出は、ジョンタイターが予言した2000年の時点で予想できていた人は少ないはずです。
狂牛病がアメリカで流行することに関しても、当時、アメリカで狂牛病が確認された例はありませんでしたので、予想するのは難しいはずです。
紹介したように、多くの人が予想困難な内容を的中させていることで、時間がたつほど予言の信憑性が増していくと考える人も多くいます。
また一般的に、予言は外れて当然と考える人が多いと思いますが、外れた予言に対しては、パラレルワールドという言葉を用いることで、説明できるとされています。
過去にタイムトラベルする場合は、過去の事象を書き換えてしまう可能性があります。そして、書き換えられた過去は、現在存在する時間軸とは違う、新たな時間軸として生まれるそうです。
つまり、ジョンタイターの予言した未来が外れたのは、ジョンタイターがタイムトラベルを行ったことによって、ジョンタイターが存在していた本来の時間軸とは違う世界が生まれた結果ということです。
ジョンタイターにまつわる奇妙な噂も
ジョンタイターは、突如現れ、何の前触れもなく忽然と姿を消したため、様々な憶測を呼んでいる謎の多い人物です。
そのせいなのか、ジョンタイターには、奇妙な噂がいくつかあります。
最後に、ジョンタイターにまつわる奇妙な噂を2つ紹介しておきたいと思います。
ジョンタイターは2人いた?
ジョンタイターは、2人以上存在していたのではないかという噂があります。
先の項目でパラレルワールドについて触れましたが、パラレルワールドは、違う時間軸に平行して存在する世界で、過去のある時点で起こる事象によって分岐点が生まれ、分岐点ごとに新たなパラレルワールドが生まれると言われています。
つまり、無数に存在するパラレルワールドごとにジョンタイターは存在し、各時間軸のジョンタイターが、タイムトラベルを行うことによって、同時に同じ時間軸に存在している可能性があるということです。
事実、ジョンタイターの書き込みには、
基本的な勉強は自宅で学んだ。
フロリダ大学で学んだ。
という矛盾した2つの内容があります。
上記以外にも整合性のとれない複数の書き込みがあることから、一部では、ジョンタイターは二人いるのでは?と言われています。
ジョンタイターは2002年にタイムトラベルしたトランプ大統領?
ジョンタイターは、第45代アメリカ合衆国大統領であるトランプ氏だという噂もあります。
噂の根拠となっているのが、トランプ大統領の叔父で、科学者のジョン・トランプ氏の存在です。
ジョン・トランプ氏は、全米技術アカデミーのメンバーであり、アメリカ国家科学賞を受賞したこともある人物です。
なぜジョン・トランプ氏の存在が根拠と言われているのかということですが、テスラーの研究を調査することに関わっていたことが根拠となっています。
テスラーは、生前「タイムマシンの製造方法」を研究していたという噂があります。
テスラーの死後、研究資料は、FBIが没収したといわれていますが、ジョン・トランプ氏は、その調査に関わっていたそうです。
テスラーの研究を調査する中で、ジョン・トランプ氏は、タイムマシンの製造方法を知ってしまった可能性があるといわれています。
トランプ大統領は、叔父のツテを使って、自らタイムマシンで未来に行き、未来の惨状を過去に戻って書き込んだのではないのかと噂されています。
また、トランプ大統領は、偽名を使用して、メディアと連絡を取ることも知られています。
その際に使われる偽名には、「ジョン・ミラー」や「ジョン・バロン」と言ったものがあり、「ジョン・タイター」もトランプ大統領が使う偽名のひとつではないかと囁かれています。
ジョンタイターについてまとめ
ジョンタイターは、2000年に突如現れて、2001年に忽然と姿を消したことで、謎の多い人物として様々な噂があります。
また、ジョンタイターが予言した出来事には、当たっている予言もあることから、ジョンタイターは、本当に未来人だったのかもしれません。
ジョンタイターが本当の未来人なのか、真相はわかりませんが、この先もジョンタイターの予言には注目しておきたいところです。
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