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「付喪神」とは?使い古された道具などに宿る妖怪について種類別に紹介!

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一反木綿

一反木綿(いったんもめん)は鹿児島県肝属郡高山町に伝わる妖怪です。

約一反(長さ約10m、幅約30m)の木綿の反物のような姿をしており、人の体に巻きつくとされています。

古典の妖怪絵巻などにはほとんど登場しないことから、知名度はあまり高くありませんでしたが、水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作中に登場したことによって、一躍有名になりました。

また民俗学者である小松和彦氏は、「百鬼夜行絵巻」に登場する手足の生えた布状の妖怪が一反木綿のルーツではないかという仮説を立てています。

朧車

朧車(おぼろぐるま)は「今昔百鬼拾遺」に登場する牛車の妖怪です。

牛車の簾の部分が巨大な顔になっており、「源氏物語」では六条御息所が葵に、祭りの見物の車争い(貴族たちが牛車を祭りなどを見やすい位置に移動させる場所取り)に負け、その怨念によって付喪神となったとされています。

また名前の通り「おぼろ」ということから、全体が半透明で実体がなかったともいわれています。

唐傘小僧

唐傘小僧(からかさこぞう)は傘の形をした日本の妖怪です。

一般的には傘に一つ目がついており、一本足で飛び上がる姿で描かれていますが、「百鬼夜行絵巻」では、頭部が傘で二本の足が生えている姿で描かれています。

唐傘小僧に関する伝承はほとんど残っておらず、絵だけが残っている珍しい付喪神です。

提灯お化け

提灯お化けは提灯の妖怪です。

一般的には古い提灯が横に割れ、割れたところが口になっており、長い舌を出す姿が描かれています。

また江戸時代に浮世絵師、鳥山石燕が描いた「百器徒然袋」の中では、不落不落(ぶらぶら)、葛飾北斎の「百物語」ではお岩さんと表記されています。

他にも、百年以上生きた狐や狸の妖怪も付喪神とされているぞ。

まとめ

付喪神(つくもがみ)とは、長年使い古された道具や霊魂や神様が宿った妖怪のことであり、また百年生きた狐や狸などの動物が変化したものを指します。

付喪神は人をたぶらかす妖怪として「付喪神絵巻」や「百鬼夜行絵巻」など様々な書物に残っており、現在でも漫画やアニメ、お化け屋敷などでも見ることができます。

また付喪神にならないように物を供養するという日本独自の概念であり、今もなお伝承され続けているのです。

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天照大御神

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