龍神祝詞とは?|効果や歴史について紹介

  • 6月 15, 2021
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  • 祝詞

龍神祝詞は神社にて龍神に祈りを捧げる祝詞です。龍神祝詞の歴史や全文の現代語訳を見ていくと、どういう意味が込められているか深く知ることができます。この記事では龍神祝詞の意味や歴史、龍神祝詞に関係のある神社についてご紹介いたします。

龍神祝詞とは?

龍神祝詞とは、龍神に捧げることで、言霊として宿り、霊力が発揮される効果がある祝詞です。

祝詞とは、神を祭りその神に祈りを古体の文章で申し述べることを言いますが、龍神祝詞は、神社本庁が作成・管理している正式な祝詞には含まれてはいません。

しかし、龍神様をお祀りしている神社などでは、「神道大赦全集 龍神祝詞」と名する書物により神職の方が、日々、龍神祝詞を唱えることが記されています。

また、龍神祝詞は龍神様とのご縁を結び、願いを実現するための古神道の祝詞であるといえます。

龍神祝詞の歴史

龍神祝詞の歴史によると、八大竜王や九頭竜大神は元は、仏教からもたらされた龍神様であり、龍神祝詞はこの神々にあげる祝詞と言われています。

しかし、仏教が入る以前から日本古来より各地で龍を祀る龍神信仰は行われていました。そして、これらの信仰が習合、霊験ある神様として信仰の対象になったとされます。

龍神祝詞の起源は不明ですが、日本では長く雨が降らないことにより、雨乞い祈願を行い龍神様に御神威(神の威力)を授かったなどの龍神信仰の伝えが多くあります。

また、龍神様にはこの他にもいくつか種類があり、善女龍王、俱利伽羅竜王(不動明王)、青龍を祀った神社が存在します。

龍神祝詞の全文

龍神祝詞の全文をご紹介します。

高天原に坐し坐して

(たかまがはらにましまして)

天と地に御働きを現し給う龍王は

(てんとちにみはたらきをあらわしたまうりゅうおうは)

大宇宙根源の

 (だいうちゅうこんげんの)

御祖の御使いにして

 (みおやのみつかいにして)

一切を産み一切を育て

 (いっさいをうみいっさいをそだて)

愚物を御支配荒瀬給う

 (よろずのものをごしはいあらせたまう)

王神なれば

 (おうじんなれば)

一二三四五六七八九十の

 (ひふみよいむやなことの)

十種の御寶を

  (とくさのみたからを)

己がすがたと変じ給いて

 (おがすがたをへんじたまいて)

自由自在に

 (じゆうじざいに)

天界地界人界を治め給う

 (てんかいちかいじんかいをおさめたまう)

龍王神になるを

 (りゅうおうじんなるを)

尊み敬いて

 (とうとみうやまいて)

眞の六根一筋に

(まことのむねひとすじに)

御仕え申すことの由を

 (みつかえもうすことのよしを)

受け引き給いて

 (うけひきたまいて)

愚かなる心の数々を

 (おろかなるこころのかずかずを)

戒め給いて

 (いましめたまいて)

一切衆生の罪穢れの衣を

 (いっさいじょうじゅのつみけがれのころもを)

脱ぎさらしめ給いて

 (ぬぎさらしめたもいて)

愚物の病災もを

 (よろずのもののやまいわざわいもを)

立所に祓い清め給い

 (たちどころにはらいきよめたまい)

萬世界の御親のもとに治めしせめ給へと

 (よろずせかいのみおやのもとにおさめせしめたまへと)

祈願奉ることの由をきこしめして

 (ねがいたてまつることのよしをきこしめして)

六根の内に念じ申す

 (むねのうちにねんじもうす)

大願を成就なさしめ給えと

 (だいがんをじょうじゅなさしめたまえと)

恐み恐み白す

 (かしこみかしこみもまおす)

龍神祝詞は、読んでも表現や内容を理解する事がなかなか難しい祝詞です。

しかし、龍神祝詞の意味をよく理解し唱えることで、龍神様の御心とつながりやすくなるでしょう。

龍神祝詞の現代語訳

龍神祝詞を現代語訳すると以下のような意味となります。

高天原に住んでおられるアマテラスオオミカミには龍神様もおられます。

龍神様は天地に働きかける神であり、大宇宙根源のお使いであらせられ、様々な存在を生み育て上げられた支配主、神ですので

十種の御寶を(アマテラスオオミカミの孫であるニニギノミコトが天降りの際、受け取られた天上世界の宝物)に姿を変えて

自由自在に森羅万象を操って治められおられる龍神様に、真の心で奉りて六根(人間の五感に第六感とも呼ぶことのできる意識の根本を加えたもの)も、すべてお仕え申し上げます。

愚かな心を戒め、命あるすべてのものの罪や穢れの衣を脱がしてお祓いください。

また、宇宙のあらゆるももの病や災難をも清めていただき、森羅万象をお治めくださますようお願い申し上げます。

龍神様にお願いを申し上げる理由をお伝えさせていただきます。私が六根で思う大願を成就させていただけますよう、恐れ多くもこの通り申し上げます。

このように龍神祝詞とは、心の底から崇敬する意を龍神様に述べ、世界や自分の罪・穢れを払っていただき、その後に自らの願いを聞き入れていただくことで効果が発揮で出来る祝詞といえます。

龍神祝詞の効果と唱え方

龍神祝詞の効果と唱え方を見ていきましょう。

龍神祝詞のご利益は、多くの願いを叶えて下さるといわれておりその効果は様々です。

  • 穢れを祓う(災難を払う)
  • 病気平穏
  • 大願成就
  • 降雨
  • 五穀豊穣
  • 金運
  • 財運向上
  • 健康長寿
  • 縁結び

また、龍神が持っている玉は、人々の願いを叶えると言われている「如意宝珠」という珠です。またマイナスのエネルギーを浄化する効果があります。

祝詞を唱えるときは、各神社などでは違いがありますが最も一般的な唱え方以下の通りです。

  • 神社でのお参りをする際は、まず、水で手と口をすすぎ清らかにします。
  • ご神殿の前まで進み
  • 二拝
  • 祝詞を奏上する(お祈りを申し上げる)
  • 二拝二拍手一拝

奏上する際には、龍神祝詞には言霊が宿っていることを理解して、一言一言を大切にしながら唱えるようにしましょう。

龍神祝詞にまつわる神社

龍神祝詞にまつわる神社は、全国にありますがここでは4つの神社をご紹介します。

速川神社(宮崎県西都市)

速川神社は、宮崎県の県中域に位置する場所にあり、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の命を受け、新地を求め南下された天孫、邇邇芸命(ニニギノミコト)のお供である瀬織津姫を含む祓戸四神を主祭神としている神社です。

邇邇芸命(ニニギノミコト)は、速川の瀬にて急流により足を取られて亡くなってしまった瀬織津姫の御霊を慰めるため祠を建立しました。

速川神社には、龍神の滝があり、お参りする時には龍神祝詞を唱えることで願いもより一層、成就できるでしょう。

所在地宮崎県西都市南方183-2
電話番号0983-42-0114

荏原神社(東京都品川)

東京都内にある名高い龍神の神社に、荏原神社(えばらじんじゃ)があります。

荏原神社は元々、水神様(龍神様)を祀る奈良に所在する、1300年の歴史を持つ丹生上川神社から分霊、品川にて鎮座しています。

荏原神社もまた、古くから「品川の龍神様」として親しまれ、商売繁盛や学問成就、病気平癒などのご利益があります。

所在地東京都品川区品川2-30-28
電話番号03-3471-3457

竹生島神社(滋賀県早崎市)

竹生島神社は、西国三十三所の一社で、琵琶湖に浮かぶ神社です。

日本三代弁天財の一つであり、龍神祝詞がお社にあるという竹生島神社では、八大龍王をお祀りしています。

竹生島には、宝厳寺と竹生島神社(都久夫須麻神社)があり、宝厳寺と都久夫須麻神社は異なる宗教法人ですが、宝厳寺観音堂と都久夫須麻神社本殿は、屋根付きの渡り廊下により直接連絡されており、その時々の都合によって分化され利用されます。

所在地滋賀県長浜市早崎町1821
電話番号0749-72-2073

志賀海神社(福岡県福岡市)

九州には龍神様をお祀りしている神社や寺院が多くあります。その中の一つ志賀海神社は、龍の都と称される龍神神社です。

福岡県の北に位置する島にある志賀海神社は、古くから龍神の伝説が伝わっています。

創建に関わる神功皇后の三韓出兵に出陣の際に、龍神により宝珠をいただきそのご加護により、無事に三韓の平定をしたといわれています。

所在地福岡県福岡市東区志賀島877
電話番号092-603-6501

龍神祝詞についてまとめ

龍神様を尊み奉る神社にて、龍神祝詞を強い願望達成の念を持ち唱える事により、様々な願望が成就されたと多くの話を耳にします。

また、神社などに出向くことができない時には、自宅や職場にて龍神祝詞をあげる神事にて神霊を招請させる神降ろしを行うこともできます。

龍神様へのご挨拶でもある龍神祝詞に自分の心を乗せることにより、願望達成へのご加護を預かることができるでしょう。

       
       
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