豊受大神(トヨウケノオオカミ)とは?食物の神のご利益や信仰する神社を解説

  • 2月 2, 2021
  • 2月 21, 2021
  • 神様

豊受大神(トヨウケノオオカミ)は、伊勢神宮外宮に祀られていることで有名な神様です。「豊=豊か」、「受=食物」を意味しており、「豊かな食物の神」という名前の意味があります。

この記事では、豊受大神という神様はどのような神様なのか、物語やご利益など、様々な観点から解説させていただきます。

豊受大神(トヨウケノオオカミ)とは?

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豊受大神は、植物を育てる霊力を象徴する稚産霊神(ワクムスビノカミ)の娘ですので、女神になります。天照大御神(アマテラスオオミカミ)の食べ物を調達する役割を担っていると言われ、食物を司る女神とされています。

農業はもちろんのこと、漁業や工業など産業で生み出した産物が豊かに収穫でき、恵みが人々にもたらせられるように見守っている守護神として祀られています。

また、伊勢神道では、豊受大神を天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)国之常立神(くにのとこたちのかみ)と同神と考え、世界に最初に表われた始源神としています。

豊受大神は伊勢神宮の外宮に祀られる食べ物の神様です。
天照大御神の食事をとりしきる神様であるとされています。

豊受大神と天照大御神

豊受大神を祀っている伊勢神宮外宮の社伝「止油気宮儀式帳(とゆけぐうぎしきちょう)」には、豊受大神が伊勢に鎮座することになった経緯が記載されているようです。

止油気宮儀式帳よれば、雄略(ゆうりゃく)天皇の夢に天照大御神が現れ、「ひとりでは安らかに食事ができないので、丹波の国にいる豊受大神を近くに呼び寄せなさい」と神託を授けたそうです。

つまり、豊受大神は天照大御神の指名を受けて、丹波の国から伊勢に遷宮したということです。天照大御神からも食事に関して信頼されている豊受大神は、まさに食物を司る神様の代表と言えるでしょう。

豊受大神の別称

さまざまな神話で登場する豊受大神は、以下のような別名でも表記されます。

  • 豊受気毘売神(トヨウケビネノカミ)
  • 屋船豊宇気姫命(ヤフネトヨウケヒメ)
  • 豊宇賀能売命(トヨウカノメ)
  • 豊受気媛(トヨウケノヒメ)
  • 豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)

豊受大神の物語

豊受大神の物語ですが、日本の神様が多数登場する古事記での記載は少ないものの、各地に残されている伝承には多くの記載があります。

その一つに浦島伝説で有名な「丹波風土記逸文」という丹波国(現在の兵庫県)の風土記がありますので、ご紹介します。

丹波風土記逸文

ある日、丹後半島のとある山の頂にあった池に8人の天女が舞い降ります。天女達は水浴びをしていましたが、そこに老夫婦が現れて、天女の内の1人の羽衣を隠してしまいます。

ほかの天女達は天に飛び立ちましたが、羽衣を隠された天女は人間界に取り残され、老夫婦の娘として10年間、酒を造ります。その酒とは万病に効く薬で、老夫婦は膨大な財産を作りました。しかし、ある日、老夫婦は用が無くなった天女を家から追い出しました。

追い出された天女は嘆きながら彷徨ったすえ、舟木(現在の丹後市)に辿り着き、「わが心なぐしく(やすらか、慰めの意)なりぬ」と言って、その地に留まったと言われています。それにちなんで、天女が留まった地を奈具と呼ぶようになり、その地の人々によって天女は豊宇賀能売命(豊受大神の別名)として奈具神社に祀られたと言われています。

「丹波風土記逸文」では不遇な対応を受けた天女でしたが、この物語の後に天照大御神様から伊勢神宮に呼び寄せられたと考えると、辛いことがあっても自分のできることを誠実に実践していれば、最後には良いご縁で報われるというお話になるように思えますね。

豊受大神も、天照大御神とのご縁で救われたと考えると、私たちの人生においても人とのご縁を大切にしなければならないことがわかりますね。

豊受大神のご利益

豊受大神は、農業や漁業などの産業の守護神とされていますが、ご利益には以下のようなものがあります。

  • 農業・漁業の収穫
  • 衣食住の諸産業の発展
  • 開運招福
  • 厄除け
     

豊受大神が祀られている神社

豊受大神が祀られている神社としては伊勢神宮外宮が有名ですが、その他にも多くの神社で祀られています。

ここでは、豊受大神が祀られている神社について、伊勢神宮外宮を含めて3社ご紹介します。

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)は、豊受大神を信仰する最も古い神社です。この豊受大神宮は伊勢神宮内にある二つある正宮の一つで、もう一つの正宮には天照大神が祀られています。

所在地三重県伊勢市豊川町279
電話番号0596-24-1111

比沼麻奈為神社

豊受大神は、丹波の国から伊勢神宮の外宮に遷宮されたと言われています。比沼麻奈為神社は、豊受大神が元々いた土地の神社として、今でも豊受大神を祀っているようです。「元伊勢」とも称されており、社殿は神明造りで厳かな雰囲気を感じられ、パワースポットとしても有名です。
 

所在地京都府京丹後市峰山町久次510
電話番号0772-62-2229

籠神社

豊受大神が遷宮される前に鎮座されていたとされるのが、籠神社の奥宮「眞名井神社」です。比沼麻奈為神社同様に「元伊勢」と言われる神社のひとつで、歴史ある神社になっています。
 

所在地 京都府宮津市字大垣430
電話番号0772-27-0006

豊受大神のメッセージ

豊受大神は、天照大神の食べ物の調達を任され、伊勢神宮では一緒に祀られるようになった女神です。食物を司る女神として、農業や漁業などの産業関係のご利益はもちろん、開運や厄除けのご利益があります。

人々に恵みをもたらす愛情深い女神ですので、食事をいただく時には豊受大神のことを思い出して、感謝していただくようにしましょうね。

最後に豊受大神様からのメッセージをお伝えしますね。

栄養をたくさんとって
魂の入れ物である大切な体を労ってくださいね

最後までお読みいただきありがとうございました!

感謝

       
       
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