カルトの意味と定義とは?
カルトの意味や定義とは?
カルトの意味
カルトとは宗教的崇拝・礼拝という意味ですが、それが変化して現代では一般的に教祖や救世主などを妄信し、熱狂的な信者のいる集団を意味します。
ポイント
- 今と昔では言葉の使われ方が違っている【本来の意味】宗教的崇拝・礼拝【現代の意味】教祖や救世主などを妄信する熱狂的な信者集団
カルトの定義
カルトは何かを熱狂的に信じるよう仕向けられてマインドコントロールされている状態に使われます。
宗教色が強い言葉ですが、カルトと使われる言葉は実は宗教だけではありません。
最近は心理カウンセラーなど熱狂的な信者がいて法外な値段でのセッションなどが問題視されてきています。そういった集団も「カルト」と言われています。
カルトという言葉の中には宗教的であるかということはなく、熱狂的に信じ、思考、時間、お金、などを法外に搾取し続ける状態が共通しています。
ポイント
- カルトは宗教に関係する事だけではない【カルトの定義】個人のお金、時間を法外に搾取、人権を無視した思考の管理を行う集団であれば、宗教ではなくてもカルトと位置付けされる
カルトの語源・由来
カルトの語源
「カルト」はラテン語 (cultus)「宗拝・礼」を語源とし、ラテン語の影響が強い英語では(cult:崇敬)フランス語では(culte:宗旨)と表記される。
由来
ラテン語の (cultus)は(colore:心を耕す)の過去形です。 (cultus)は英語の(culture:文化)や(cultivate:耕す)の語源でもあるのです。つまり、(cult:崇敬)も本来は「心を耕す」意味から派生した英語です。
良い作物を作るために土から石や雑草を取り除き、肥料を与え、畝を作り、まいた種が芽を出しやすく健やかに育つ環境を作る「丁寧に手入れして耕す」行為を、心の中で行ったというイメージが本来の言葉の意味だったのです。
では今、私たちが抱く悪い集団をイメージする言葉の意味はいつから生まれたのでしょう。
日本でカルトが、今のように悪いイメージとして広く知られ、通俗用語として使われだしたのはまだ歴史が浅く、1990年代に韓国発祥の世界平和統一家庭連合(せかいへいわとういつかていれんごう)の信者脱会をめぐる騒動がきっかけとなっています。カルト集団(新興宗教)=人権を無視した集団イメージが広くマスメディアに扱われ、一般的にも認知されるようになりました。世界平和統一家庭連合は1995年に地下鉄サリン事件などを起こしたオウム真理教を擁護する団体でもあったのです。
ポイント
- カルト=悪いイメージが付いたのは日本では比較的最近の出来事【語源と由来】「カルト」の語源はラテン語 (cultus)「宗拝・礼」。 (cultus)は(colore:心を耕す)の過去形に由来する。【言葉の意味が変わったきっかけ】1990年代に世界平和統一家庭連合(せかいへいわとういつかていれんごう)団体の信者脱会をめぐる騒動が広くマスメディアに取り扱われたため
一般にカルト宗教と呼ばれる例
カルト宗教と呼ばれる特徴
カルト宗教と呼ばれる集団には似たような特徴があります。
特徴
- マインドコントロールし精神を不安定にする
- 寄付金の要求や法外な料金設定がなされている物品販売など必要以上に金銭の搾取がある
- 監禁、出家など今までいた環境から引き離す行為をする
- 反社会的な思想を説く
- 暴力で(精神的暴力も含む)恐怖を与え正常な判断ができないようにする
日本のオウム真理教は全ての項目に当てはまります。
カルトについてまとめ
「カルト」とは本来、個人の心の中に存在する「宗教的崇拝・礼拝」を表す名詞の役割を果たす言葉でした。
現在は、教祖や救世主などを妄信する熱狂的な信者集団を表す代名詞のような使われ方へと変化しています。そのため宗教の枠を超え、人の心を作為的に管理、利用し、個人のお金や時間を法外に搾取、人権を無視した行為を行う組織全般を指す使われ方も定着しています。
「法外な方法で人の心を操り管理して利益を得る集団」というイメージが現在の「カルト」の意味と認識し、一例で紹介した内容に当てはまる組織や集団は個人の心を豊かにするものではないと判断する材料にお使い下さい。



