おりんの正しい作法
おりんの正しい作法とは?
おりんの作法は、宗派によってさまざまです。気になる人は菩提寺で聞いてみるのが安心ですね。
- 禅宗と曹洞宗・・・仏壇のろうそくに火を灯し、お線香を1本上げてからおりんを3回鳴らし合掌。念仏を唱えたあとで再び3度おりんを鳴らして合掌一礼。
- 真言宗・・・仏壇を拝む際に2度おりんを鳴らし、念仏を唱えお線香を3本上げます。
- 臨済宗・・・3度おりんを鳴らし、念仏を唱え1本お線香を上げます。
ところで、おりんは仏壇でのお参り以外では”鳴らしてはいけない”ものでしょうか?
「気に入った音色のおりんを購入しても、お参りの時しか鳴らせない」そんな決まりは皆無です。せっかく自分で選んだおりん、その音色を聞くことで心が穏やかになるなら、いつ鳴らしても問題はありません。しかし、おりんを鳴らしたときには、一緒にお経も唱えると良いでしょう。心の中だけで読経するのも良いです。
経典には亡くなった故人に向けた内容だけでなく、残された家族や故人縁のあった人々が今後どう生きるかについても説いています。日々、お経の一節に目を向けることで、自分の物差しよりも広い世界観で考える機会も得られます。おりんとワンセットで、ぜひお経にも触れてみましょう。
まとめ
現在は、多くの宗派でも仏事のときに使われるおりんは、元は禅宗が経典を唱える時に使った鳴物の仏具でした。
読経の最初と最後に鳴らされ、現在は故人が成仏する願いを響きに乗せて極楽浄土へ届ける役割があると認知されてきています。しかし、本来のおりんの役割とは、お経を唱えるお坊さんへの合図として使われていました。そのため多くの宗派の経典にはおりんを鳴らす箇所が指定されています。
おりんの音色が心を癒すという方が増え、本来の使いとは異なっておりん単独で使用するように変わってきました。しかし、各宗派の経典には故人への内容の他に、残された家族や縁のあった人々に向けた内容のお経もあります。ご自分の宗派の経典を開き、心穏やかに過ごせるように、おりんの美しい響きと一緒に、まずはお好きな一節を唱えてみるのはいかがでしょうか。
ポイント
- おりんの正しい作法とは、宗派によって細かく変わるので菩薩時で確認してから行いましょう。
- おりんは仏具だけでなく、心を癒したいときに鳴らすライフスタイルも増えています。
- おりんの音色を楽しむのと一緒にお経も唱えてみましょう。


