シンギュラリティとは?
1980年代頃から、科学者の間で使用されはじめたシンギュラリティという言葉。一般の多くの人にも徐々に浸透しはじめています。もし、シンギュラリティと聞いて「何?」となるようでしたら、まずは以下の2点についてしっかりと理解しておきましょう。
- 技術的特異点とは
- 人工知能について
ここから各項目について解説していきます。
技術特異点とは
テクノロジーのハイスピードな発達により、「コンピューターやロボットなどの人工知能が人間の脳の力を上回るであろう転換期」のことを技術的特異点といいます。英語で示すとtechnological singularity、またはsingularityです。シンギュラリティが実際に世の中に訪れることで、私たちの生活や社会の仕組み、はたまた人類の存在意義にも多大な影響が及ぶと考えられます。
人工知能について
各分野では人工知能(AI)のことを「人間がもつ知性や知覚が機械によって行われるもの」という意味合いで捉えられています。AIは確かに優秀で、人間の上をいく能力を発揮している特定の領域があるのは事実。医療診断や金融取引などの分野では、AIが人以上に活躍する場面が日に日に増えています。一方、どんなに優れていたとしても、人間の能力・感情・心などのすべてを情報化して再現することは叶いません。「人工」のものがどれだけ生身の人間に迫れるかが常に注目されています。