大幣の素材について
大幣の素材について詳しく解説します。
まずは紙垂ですが、これは書道用半紙や美濃半紙を使用することが多いです。
次に麻苧ですが、こちらは精麻(セイマ)といって麻の茎から靭皮部分を取り出したもので独特の光沢がある強靭な繊維が特徴です。そして繊維の輝きが強いものほど祓い清める力も強いとされています。
最後に手に持つ棒の部分ですが、これは榊や桧が使われています。伊勢神宮などは白木のみを用います。
祓串とは
祓串(はらえぐし)とは白木の棒を使った大幣で、主に伊勢神宮で使われています。な
ぜ伊勢神宮は白木を用いるのでしょう。それは神道では白は清浄の色として使われているためです。例えば、装束も白ですし社殿には漆喰を使用したり、調度品も桧の白木が多く使用されています。
「大幣」の起源について
五百津(いほつ)の真賢木=真榊(まさかき)は、
古事記においての天岩窟(あめのいわや)の話
天照大御神が素戔嗚尊の乱暴が嫌になり、
天の岩窟戸に隠れた時、世の中は、真っ暗になり、八百万の神々が、
天の安の河原に集い、天照大御神を再び岩屋戸から出すために
「天の香山の五百津真賢木(いほつまさかき)」を掘り取って、
上の方の枝に勾玉を取り付け、中程の枝に八尺鏡を取り掛け、
下の方の枝に木綿や麻布を取り付け垂らして、天児屋命の尊(あめのこやねのみこと)が、
祝詞を唱え天宇受売命(あめのうずめのみこと)が神懸かりしたとある。引用元: https://tokyo.machiblog.jp
天照大御神の天岩窟の話の中で奉斎された五百津真賢木(イホツマサカキ)が起源と言われています。
日常生活で大幣について考える機会は少ないかもしれませんが、神道の文化は日本人のルーツと密接に関わっています。
神道の行事や祭具に詳しくなり、日本人の心を考える機会を持ちましょう。


