「お百度参り」と百日参りの違いは?
お百度参りと百日参りの違いは、それぞれをどのように解釈しているかによって異なります。
お百度参り | ・100日間続けてお参りに行くこと ・1日で100回お参りすること |
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百日参り | ・100日間毎日参拝すること ・赤ちゃんが誕生して100日位経過したときに、これまで無事に成長できたことの感謝やこれからも健やかに成長するようにと願いをこめてお参りすること |
そのため、100日続けてお参りするという意味では同じということがいえるでしょう。
また、お百度参りを1日に100回お参りするという解釈をしたり、百日参りを赤ちゃんのお宮参りとしたりする場合、お百度参りと百日参りは違うということになります。
「お百度参り」のやり方
お百度参りの手順
- 鳥居の前に立ち、一礼(敬礼)
- 手水舎で手と口を清める
- 本殿に向かう
- 本殿にて参拝する(神社では2礼2拍手1礼)
- 参拝終了後、入り口まで戻り鳥居のところで本殿に向かって一礼(敬礼)
- 1~5を1セットとして100日間続ける
お百度石がある場合
- お百度石のところがが起点。ここからスタートする
- お百度石から本殿に向かい参拝
- 百度石のところへ戻る
これで1回とカウントとし、100日間続けます。
注意すべき点
ルール1:何回目のお参りなのかカウントできるようにしておく
小石や回数分のお賽銭などを用意しておき、お参りの回数を把握できるようにしておきます。
神社によっては、お百度参り用こよりや、そろばんの玉のようなものが取り付けられているお百度石がありますので、そちらを使わせていただいても良いでしょう。
ルール2:清潔な服装で靴を着用すること
お百度参りは、白装束で素足になってお参りする方が効果的といわれています。しかしながら、現在では神様に失礼にならないような清潔な服であれば問題ないといわれています。
また、靴を着用するのは素足でお百度参りをすると、ガラスなど落ちているもので怪我をしてしまう可能性があるためです。
ルール3:お百度参りにオススメの時間は早朝~午前中
お百度参りは、人目に付かない、夜中の時間するようにといわれてことがある人もいるかもしれません。これは、お百度参りが、憎い人にを呪いをかけるために行われる丑の刻参りと混同されたまま、世の中に広まったためではないかといわれています。お百度参りと丑の刻参りは全く別物。お百度参りにオススメの時間帯は、早朝~午前中といわれています。
ルール4:心を落ち着かせ私語を慎むこと
お百度参りで、神様に100回参拝するのは神様顔なじみになるという目的もありますが、何度もお参りをすることでお願い事に集中し雑念をなくすという目的もあります。
話をしていると、どうしても話の方に気持ちがいってしまいます。そのため、お参りに集中できるように私語を慎むようにととされているのです。