「イワナガヒメ」を祀る神社
イワナガヒメを単独で祀っている神社は少ないといわれています。今回は、イワナガヒメが祀られている神社を紹介していきます。
貴船神社
貴船神社の結社には、イワナガヒメが祀られています。この貴船神社の結社は、イワナガヒメがニニギノミコトに婚姻を断わられたという経験から、多くの人のご縁を結んでいきたいと鎮座した場所だといわれています。
平安時代の頃には縁結びの神様として知られており、高貴な方から庶民まで多くの人々がお参りされていたとのことです。
ご利益
- 恋愛(男女間)の縁
- 交友関係(人と人)の縁
- 子授かり
- 会社や学校との縁(就職・入学など)
などとなります。
| 所在地 | 〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180 075-741-2016 |
| アクセス | ・叡山電車:貴船口駅下車~京都バス:貴船下車 徒歩の場合は、貴船口駅から約30分(2km) ・京都バス(33番)貴船下車~徒歩約5分 |
雲見浅間神社
ニニギノミコトに婚姻を断わられた悲しみのあまり、隠れてしまったとされる烏帽子山の地にあるのが雲見浅間神社です。この雲見浅間神社は、イワナガヒメのみをお祭りしている数少ない神社の内のひとつとなります。
烏帽子山は、海に面しています。そのため漁を生業とする人達にとって、イワナガヒメは、海の安全を守ってくれる守護神として、また健やかに長く漁をすることができる長寿の神様として信仰されていたそうです。
| 所在地 | 〒410-3615 静岡県賀茂郡松崎町雲見386-2 0558450844 |
| アクセス | 東海バスにて 雲見温泉駅より徒歩約2分(約194m) |
銀鏡神社
銀鏡神社は、先ほどの「自分の容姿を気にする日々の末」で紹介した逸話に出てくる銀鏡という土地にある神社。イワナガヒメが投げたとされる鏡がご神体ととなっており、イワナガヒメノ他、オオヤマツミノカミ、後醍醐天皇の息子である兼永親王が祀られています。
この神社では、五穀豊穣・子孫繁栄を願い毎年12月に銀鏡神社大祭が行われます。この祭典では、神様に感謝し山に祈りを捧げるというために奉納される銀鏡神楽があり、重要無形文化財に指定されています。
| 所在地 | 〒881-1232 宮崎県西都市大字銀鏡492 0983462123 |
| アクセス | JR日豊本線:佐土原駅→宮交バス:西都行・西都バスセンター乗換 →《月曜日から土曜日》宮交バス:銀鏡行・銀鏡神社下車すぐ →《日曜日》「村所行」の宮交バス:村所行・一ツ瀬下車・車約20分もしくは徒歩約1時間 |
まとめ
イワナガヒメにまつわる哀しい逸話について紹介してきました。また、人に寿命が定められたのが、ニニギノミコトに婚姻を断わられたことによるためだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ニニギノミコトに振られた後の出来事として、
- その後も嘆き悲しみ呪い続ける
- 自分がされた哀しい出来事が繰り返されないように縁結びをするようになった
という二通りの話が伝承されているというのも、興味深いですよね。
最後に、イワナガヒメは哀しい思いばかりしていたのではなかったかもしれない逸話をひとつ。
| 古事記には、イワナガヒメではないかといれている神様、コノハナチルヒメのことが記されています。 この神様は、ヤシマジヌミノカミ(スサノオノミコトの子)と結婚したとされています。 |
この話のように、イワナガヒメがニニギノミコトに振られっぱなしだったわけではないことを知ると、良かったなと思わずにはいられませんね。


