櫛名田比売と結婚、日本で初めて和歌を詠む
八岐大蛇を退治した素戔嗚尊は、約束通りに櫛名田比売と結婚し、出雲国の須賀の地で宮を建てて暮らします。
この際に
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を
と歌を詠むのですが、この歌は日本で最初の和歌といわれ、素戔嗚尊が歌の神様や学問の神様として祀られる理由とされています。
ここまでが、素戔嗚尊の誕生から八岐大蛇を退治するまでの物語です。このように見ると、我が儘な神様が2度の追放によって改心し、人のために怪物を退治するといった成長を描いた物語として読むこともできます。
多面性を持ち、謎が多い神様といわれている素戔嗚尊ですが、このような人間臭い面も人気となっている理由のひとつかもしれません。
【番外編】大国主に試練を与える素戔嗚尊
素戔嗚尊は、櫛名田比売との間に子供を授かり、その後は根の国(黄泉の国)に腰を下ろすことになります。
ときは経ち、素戔嗚尊は、娘の須勢理毘売命(スセリビメノミコト)と一緒に根の国に住んでいましたが、ある日、大穴牟遅神(オオナムヂ)が兄神達から逃れるため、地上から根の国に逃れてきます。
大穴牟遅神と須勢理毘売命は一目で恋に落ち、結婚することになるのですが、このとき、素戔嗚尊は、大穴牟遅神が娘の伴侶として相応しいのかを見極めるために試練を与える少し意地の悪い父親として登場します。
最終的に、素戔嗚尊は大穴牟遅神(オオナムヂ)を認め、「地上の国を治める主になりなさい」といって、「大国主」の名を与えることになります。
ちなみに、大国主は素戔嗚尊と櫛名田比売との間にできた6代(日本書紀では7代)あとの子孫です。一方、須勢理毘売命は素戔嗚尊の娘ですので、血縁的に見ると遠い先祖ような存在になります。
このように、実際にはあり得ないシチュエーションが描かれているのも日本神話ならではの面白さとなっていますので、他の神様の物語も読んでみてはいかがでしょうか。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)のご利益
物語によってさまざまな姿をみせる素戔嗚尊は、以下のようなご利益を授けてくださいます。
- 魔除け
- 水難除け
- 火難除け
- 病難除去
- 縁結び
- 家内安全
- 子孫繁栄
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 病気平癒
- 学問上達
素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀る神社
素戔嗚尊をお祀りする神社は、全国に多数あります。ここでは、代表的な神社を3つ紹介しますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。


