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野見宿禰の力を表現した古墳
野見宿禰は出雲から100人の職人を呼び、埴輪を作らせたといわれています。しかし、現代の研究では、埴輪が野見宿禰によって作られたのは神話に残る伝説とされています。ただ、埴輪が埋葬された古墳の存在が、野見宿禰を神にまでしたのです。
野見宿禰から代々受け継がれていたものに、子孫土師氏による古墳の造営があります。この古墳の大きさを見た後世の人が、「とても人間業とは思えない」「相当な大男であると同時に力が強かったはず」という話を広げたことで、野見宿禰を剛力の勇士、神技相撲の神としていったのです。
野見宿禰の姓の由来と子孫
野見宿禰は「弩美宿禰」とも表記されますが、読み方は同じです。
野見宿禰の姓の由来は諸説ありますが、石を加工するため現代でも使われている「ノミ」から来たというものと、皇族を埋葬するための土地を見分することから「野」「見」がつけられたという2つが有力とされています。
野見宿禰の子孫は土師姓を名乗りましたが、そこから大江氏、菅原氏、秋篠氏が出ています。菅原道真も子孫のひとりといわれていますから、相撲の神と学問の神を排出している一族ということになるわけです。
また、戦国大名から加賀百万石の祖となった前田利家も、野見宿禰の子孫となっています。野見宿禰は神話の中の架空の人物といわれますが、利家は「槍の又兵衛」といわれた豪腕です。実際の剛腕に野見宿禰の相撲の神を加え、印象を強めたのかもしれません。
野見宿禰のご利益
野見宿禰は相撲の神と同時に埴輪で殉死を止めたことから、以下のようなご利益があります。
- 相撲
- スポーツ全般
- 技芸上達
- 慈悲


