赤口の日の意味とは?
赤口(しゃっこう/しゃっく)とは、六曜のひとつで、「何もしないほうがいい日」という意味があります。
赤口の日はどんな日?
赤口の日は、正午以外は凶となります。
仏滅の次に運気が悪い日といわれ、赤口にはお祝い事などを避ける人が多いです。
また、赤口の赤は燃え盛る火や血の赤を思い起こさせるため、火事や刃物に注意した方がよい日ともいわれています。
赤口の日にやってはいけないことは?
赤口の日は、仏滅の次に運気が悪い日であるため、やってはいけないことが数多くあります。
ここでは、赤口の日にやってはいけないことを中心に、具体例を挙げながらご紹介していきます。
赤口の日の宝くじ
赤口の日の宝くじの購入は避けた方がいいとされています。
赤口の日は何もしない方がいい日とされているためです。
しかし、赤口の日の宝くじは、仏滅に次いで2番目に当選確率が高いという統計データも存在します。
運がいい日だから当選するのではなく、当選したから運がいい日になると思いますので、あまり神経質にならないようにしましょう。
赤口の日の引越し
赤口の日の引っ越しは避けた方がいいでしょう。
仏滅の次に縁起の悪い赤口ですが、引っ越しに関しては仏滅を抜いて、六曜の中で一番悪いとされています。
ただし、午前11時~午後1時は吉の時間帯となりますので、3時間以内に搬入などの大事な作業を終わらせることで、難を逃れることができます。
赤口の日の結婚・入籍
赤口は、結婚式を挙げるには向いていません。
昔から仏滅の次に縁起の悪い日であり、キャンドルサービスやケーキカットが火や刃物と結びつくため、赤口の日は結婚式や入籍を避ける人が多くいます。
ただ、六曜のないカレンダーが多く、六曜を知らない若者や、知っていてもあまり気にしない人も多くいて赤口に結婚式を挙げる人もいます。
しかし、年配の方の中には気にする方もいるので、年配の方をお招きする場合には、日にちの選択には注意が必要です。
赤口の日の法事・葬式・通夜
赤口の日の法事・葬式・通夜は問題ないとされています。
基本的に、不幸事はどの日にしてもいいとされており、中には六曜に対して否定的な宗派も存在します。
ただし、友引の日は例外で、周囲に災いが及ぶという意味があるので、友引の日の法事・葬式・通夜は避けるようにしましょう。
赤口の日の納車・大きな買い物
赤口の納車は避けましょう。
血や火から事故を連想されて、赤口には車の納車を控える人も多いです。
また、赤口の日は何か新しいことを始めるには不向きなので、大きな買い物をしても使い始めは赤口の日を避けるようにしましょう。
赤口には吉になる時間帯がある?
ここまで、赤口は凶日であるというお話をしてきましたが、実は一日の内で吉になる時間帯があります。
赤口は、赤舌日ともいわれています。
赤舌日とは、陰陽道において方位の吉凶を司る太歳神(たいさいしん)の一人である赤舌神(しゃくぜつしん)が手下の6鬼の鬼神に西門を交代で守らせていて、その中の最も狂暴とされる3番目の鬼神・羅刹神(らせつしん)が門番の時に暴れまわり人々を苦しめた日といわれています。
その鬼が昼寝をしている丑の刻(うしのこく)=午前11~午後1時の間は、吉の時間帯とみなされています。
赤口の日以外の六曜は?
ここで、簡単に他の六曜についてもご紹介します。
六曜 | 意味 | 吉の時間 | やってはいけないこと |
---|---|---|---|
先勝 | 先んずれば即ち勝つ | 午前中(14~18時は凶) | とくになし |
友引 | 凶事や厄事が友に及ぶ、勝負事は引き分けとなる | 基本的に吉日だが、11~13時まで凶 | 法事・葬式など |
先負 | 先んずれば即ち負ける | 午後 | とくになし |
仏滅 | 仏も滅するような大凶日 | 基本的に凶日だが、新しいことを始めるのは吉 | 結婚式や入籍、大きな買い物 |
大安 | 大いに安し。最も縁起がいい日 | 一日を通して吉 | 法事や葬式 |
まとめ:赤口の日は
赤口の日は、何もしない方がいい日とされています。
縁起を担ぐことは、できれば別の日に行うことが無難でしょう。
また、自分は六曜に対して否定的だとしても、周りのことを考えると、合わせなければならない場面もあります。そのためにも、今日の六曜をしっかりと把握することも必要だと言えるでしょう。