マンデラ効果(マンデラエフェクト)の意味
マンデラ効果(マンデラエフェクト)の意味
マンデラ効果とは、自分の過去に起因しない、本来起こっていない記憶のことを指します。
デジャブ=既視感と似ているようではありますが、デジャブは本人が覚えていないだけで、実際にはあった記憶がほとんどです。
それに反してマンデラエフェクトというのは、本来あるはずのない記憶を指します。
どうして事実がなかったのに、記憶として覚えているのか不思議でしょうか。実はマンデラ効果とは、私達が知らないうちにパラレルワールドと呼ばれる同次元の並行世界に行った記憶が蘇っているのだとも言われます。
パラレルワールドは本当にあるかどうかは議論がされていますが、存在を証明づけるのがマンデラ効果という訳なのです。
またマンデラ効果は、実際には経験していない記憶ですから、記憶を探すのには並行世界=パラレルワールドが鍵となる可能性もあるのです。
ポイント
- マンデラ効果とデジャブは違う
- マンデラ効果とは、実際にはそのような事実はないのに記憶されること
マンデラ効果が起こる原因
マンデラ効果が起こる原因
マンデラ効果が起こる原因については、詳しくはわかっていません。
しかし、実際にはあり得ない記憶を一人ではなく、複数人が覚えているということは、パラレルワールド=並行世界説を裏付ける説にもなっています。
マンデラ効果の名前は、ネルソン・マンデラ氏に由来します。黒人の差別の撤廃を叫んでいた有名な英雄のマンデラ氏は、1964年に終身刑を宣告されますが、1990年には釈放され、ノーベル平和賞も受賞し、大統領に就任後、2013年に亡くなります。
これがマンデラ氏の生涯ですが、ある作家がマンデラ氏についての別の記憶を持っていたのです。その記憶によると、南アフリカの住民が死を嘆いていた様子や未亡人が名スピーチをしていた様子、マンデラ氏の死後、南アフリカの暴動が起きたことなどがありました。
最初は勘違いだと思っていた作家ですが、同じ記憶を持つ人物と出会い、その記事をブログで公表すると、同じ記憶を持っている人が沢山見つかるという事態になりました。
衝撃的なのは、実はマンデラ氏が獄中死したという記憶を持つ人が沢山現れたことです。
実際にはあり得ない記憶ということと、マンデラ氏が結び付けられ、この現象はマンデラ効果と呼ばれました。
ポイント
- 名前の由来は「ネルソン・マンデラ」氏
- 複数人が同じ記憶を持っていた?
マンデラ効果の最新の事例
マンデラ効果の最新の事例をいくつかご紹介します。
- 「スターウォーズ」の映画の中で、ダースベイダーが「わしがお前の父親だ」というセリフが多くの人にニュアンスが違って記憶に残る。
- 同じく「スターウォーズ」の映画の中で、C-3POのボディの色が全身金色という誤認識が起こる。(C-3POの脛は銀色)
- 天安門事件で、学生が轢かれてしまったという誤認識が起こる。(実際にはそのような事実はない)
- お菓子のキットカットの名前に「-」が間に入るという誤認識が起こる。(本当はKitkatでKit-Katではないのに、多くの人が誤認識をした)
- ピカチュウのしっぽの色についての誤認識が起こる。(実際のピカチュウのしっぽの色は黒ではない)
など、色々な分野において、多数の人が誤認識を起こしています。これも一種のマンデラ効果と言われており、人が知らないうちにパラレルワールドに行っていたとする説を後押しする形となっています。
マンデラ効果についてまとめ
マンデラ効果は、あるはずのない記憶が残る状態のことですが、マンデラの生涯や、最新のマンデラ効果の実例などから、複数の人が同時に記憶していることは、偶然の二文字では片付けられません。
マンデラ効果が起こる原因は解明されていませんが、この先、研究が進むとパラレルワールドの存在までも裏付けることになるかもしれません。
今後、何か身に覚えのある記憶を思い出しても、デジャブの一言で片づけず、パラレルワールドで見てきた記憶かもしれないと思うと、それだけで十分夢のある話で、心躍るのではないでしょうか。