冬至のスピリチュアルな意味とは?
冬至は、「陰が極まり、陽に転じる日」です。
地球の北半球では、冬至は一年のうちで最も昼の時間が短く、冬至からは徐々に昼が長くなっていきます。中国の「陰陽五行説」では、冬至は陰が極まり、陽に戻る始まりの日とされ、冬至を境に運気も徐々に好転するとされてきました。というのも、冬には「陰」のパワーの影響で「陽」のパワーは内側に収縮され、「陽」のパワーは気温の上昇とともに徐々に膨張し始め、逆に「陰」のパワーは気温の上昇とともに収縮していくと考えられているためです。
つまり、冬に向けて太陽の力が弱まっていたのが、冬至を境にようやく持ち直して新たなスタートを切るということ。マイナス(陰)がプラス(陽)に転ずる日であることを示しています。冬至はスピリチュアルな意味でも非常に重要な日であるといえるでしょう。
一陽来復という考え方
一陽来復(いちようらいふく)とは、「悪いことや苦しいことが続いた後は運が開ける」という易語で、「冬至」を意味し「新年が来る」ことを表す言葉です。
易では一年を十二卦け分けると、太陰太陽暦の11月を表す「復の卦」の最下部には一陽が位置します。冬至の日は、北半球では毎年真東から太陽が昇ります。この一陽は易の十二卦の中で一年をかけ最下部の元の位置にかえってきます。
復の卦には「復活」「再生」の意味もあります。復の卦の一陽からは常に良い気の流れが伸びており、「どのように進んでも正しい道を通っていくので、必ず良いものが戻ってくる」ということを一陽来復といい、運気の上昇を表します。そこから転じて、「冬が去り春が巡ってくること」「めでたいことが再びやってくること」「新年がくること」などを一陽来復というようになりました。
また、夜を陰、昼を陽として考えると、夜が一番長くなる冬至は陰の極点となります。この日を境に陽が再び増してくることから、中国や日本では古くからこの日を一陽来復として祝ってきました。日本では冬至の夜に新たな生命力や幸いといった「一陽来復」をもたらす大師様(弘法大師など)が家々を訪れるという行事(大師講)が行われていたところもあります。


