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護符にある「急急如律令」の意味とは?陰陽師が唱える呪文の効果や種類を解説

目次

急急如律令と一緒に唱えらえる呪文

護符

「六根清浄 急急如律令」

「六根清浄(ろっこんしょうじょう)急急如律令」は、急急如律令を使用する有名な呪文の一つです。

「至急(六根である)眼、耳、鼻、舌、身(体)、意(心)を清めよ」という意味になります。体のさまざまな器官から得られる情報による欲望を断ち、清らかな心(意)を得たいと願いが込められた呪文です。

特に修行をする人たちは、日常の汚れを清めるため繰り返し唱えながら山に登ったと伝えられます。

「休息万命 急急如律令」

他にも「休息万命(くそくまんみょう)急急如律令」という呪文もあります。「休息万命」とは、サンスクリット語で「長寿」を意味する言葉です。

こちらは『拾芥抄』(しゅうがいしょう)という、中世の百科事典に載っている呪文となります。

当時は、くしゃみをすると魂が抜け寿命が縮んでいくと考えられていました。生きていればくしゃみをすることは避けて通れません。そのため、くしゃみをするたびに「寿命よ縮まることなかれ」との願いを込めて唱えていたようです。

急急如律令と書かれた護符

護符は災厄から身を守る有効な手段の一つでした。「急急如律令」は護符の効果を高めるために重要な呪文です。

夜行他行符

<効果>

  • 厄除:危険な目に合わないように肌身離さず持ち歩く。

「夜行」とは百鬼夜行のことを指すと思われます。「他行」は外出のことです。

中世では逢魔が時になると魑魅魍魎が跋扈すると信じられていました。特に丑三つ時(午前2~3時)には妖怪・鬼たちの大行列・百鬼夜行が練り歩く時間帯でした。もし百鬼夜行に出くわしてしまうと、大病を患い、ときに死に至ると考えられていたのです。

『今昔物語』や『大鏡』では、仏頂尊勝陀羅尼(ぶっちょうそんしょうだらに)の護符をつけていたことで、妖怪から身を守ることができたと記されています。そのため「夜行他行 急急如律令」の護符には、危険なものを寄せ付けないという意味が込められているのではないでしょうか。

諸病治癒符

<効果>

  • 身体健全:難病を患った病人にこの符を浸した水を飲ませることで回復させる。

こちらは、霊符を日本に伝えた空海の「千枚通し」が由来となっていると考えられるでしょう。 空海が難病を患う人に加持祈祷を済ませた霊符を飲ませたところ、難病が治ったと伝えられています。

祓悪夢符

<効果>

  • 厄除け。不吉な夢を見たときにこの符を手のひらに書くことで厄を寄せつけない。

まとめ

急急如律令という言葉には、「至急行え、早々に退散せよ」という意味があります。もともとは日本と中国とのやり取りをしていた公文書に書かれていた言葉で、指示したことを急かす意味がありましたが、後に陰陽師が呪文の最後を結ぶ言葉に変化していきました。

現在では、護符やお守りに使われることが多くなっています。急急如律令と記された護符を携行することで、厄除け、そして幸運招来のご利益が疾風のようにもたらされると期待できそうですね。
 

ポイント

  • 「急急如律令」という言葉は、他の呪文と組み合わせることで効果を高めることができる
  • 「急急如律令」と記された護符は身を守るための一つの手段
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天照大御神

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