目次
「初午」とは?
初午(はつうま)とは、一般的に稲荷社の2月の初午(最初の午の日)に執り行う祭りの日を指します。
旧暦で執り行う場合もあり、その場合は新暦の2月または3月になることもあります。
由来
初午の由来は、全国に30,000社あるといわれる稲荷社の総本宮、伏見稲荷大社の創建にあります。
伏見稲荷大社のご祭神である宇迦之御魂神(ウカノミタマ)が伊奈利山へ降りた日が、奈良時代の和銅4年(711)2月初午の日のことでした。
このことから全国の稲荷大社で宇迦之御魂神を祀り、2月の初午には賑やかに祭りを執り行うようになりました。
「初午」に稲荷神社を参拝する意味とは?
初午に稲荷神社を参拝する意味は、宇迦之御魂神のご利益にあります。
【主なご利益】
- 商売繫昌
- 芸能・諸芸上達
- 五穀豊穣
- 産業興隆
- 家内安全
- 開運
- 諸願成就
しかし、旧暦で初午祭りを執り行う寺院では、開運や厄・魔除けのご利益を求めてお参りをすることが多いようです。
2020年の「初午」はいつ?
2020年の初午は、2月9日(日)です。
初午は毎年日にちが異なり、暦と干支に理由があります。
日本の暦には、日ごとに十二支が割り振られており、初午は新年で一番最初に訪れる午の日を指します。
初午と似た暦にある干支を用いて行う行事として、金運上昇に繋がる寅の日、巳の日があります。