「ガヤトリーマントラ」とは?
「オーム ブール ブヴァス スワハ タット サヴィトゥル ワレニャム バルゴー デーヴァスャ ディーマヒ ディーヨー ヨーナッ プラチョーダヤアト」
ガヤトリーマントラは人生を好転させる効果のある、優れた浄化のパワーを秘めたヒンドゥー教の真言です。
このマントラを繰り返し唱えることで、チャクラが浄化されたり、罪が許されたりする効果が期待できるので、覚えていれば自分で自分や家族の波動を浄化することができます。
この記事ではガヤトリーマントラの意味や唱え方、効果について解説します。
ガヤトリーマントラはヒンドゥー教の聖なる真言です。
私たちがよく唱える不動明王の真言などと同じように、インドで唱えられる非常に有名で効果の高いマントラです。
マントラとは、サンスクリット語で「真言」を意味し、ヒンドゥー教での悟りへと導く言葉として知られています。
日本でも古来から口から出る言葉には力が宿ると考えられており、神道的な言い方では、言霊信仰が存在します。
昔の天皇は行幸(天皇が地方に出かけること)の際に歌を詠み、その歌に宿る言霊の力で、その土地に繁栄を願いました。
仏教では、平安時代に空海や最澄が唐から密教を日本に持ち込み、時の為政者に取り入れられました
そのころから、願いを叶えたり、病気を治すときには真言が活用されるようになりました。
密教では、叶えたい願いや信仰する仏様によっていろいろな真言・マントラが存在しますが、
これらのマントラの中で最高の波動を出すのが「ガヤトリーマントラ」であると言われています。
ガヤトリーとは、ヒンドゥー教において、「ヴェーダ(ヒンドゥー教の経典)の母」と称される神の名で、マントラを唱える者全てに直感を与え、知性を育み、悟りへと導く感覚を司ります。
マントラには、発生する音波に依存し、この韻律を持って効果を得ています。
その効果は、潜在意識に働きかけ、能力を開花させたり、悟りへの導いたり、願ごとがかなえられたりという事が挙げられます。
「ガヤトリーマントラ」を広めたサイババ
ガヤトリーマントラはもともと秘伝のマントラで、門外不出の存在だったのですが、サイババというインドの聖者が、多くの人にガヤトリーマントラが伝わるように、人々に公開しました。
サイババはガヤトリーマントラを奇跡が起きるマントラ、人生が好転するマントラであるといって人々に広めたので、奇跡を願う人々に支持され、ガヤトリーマントラは急速に有名になりました。
インドの聖者にのみ唱えることが許されていた奇跡のマントラを公開したことで、サイババは批判もされましたが、今日これほどまでにガヤトリーマントラが多くの人の支持を集めるのはサイババの功績といって問題ないでしょう。
ガヤトリーマントラを語る際にサイババの存在は抜きにはできないので、皆さんもサイババさんのことを心の隅にとどめておいてください。
「ガヤトリーマントラ」の意味とは?
ガヤトリーはもともと俳句の五七調のような形式の名前で8音節からなる3つのからなる韻律を意味します。
真言を唱える上で最も大切なのは、とにかく声に出してみることなので、あまり深く意味を考えず、効果のある呪文だと思って唱えるのが良いでしょう。
ガヤトリーマントラの原文
ガヤトリーマントラの原文は本来はサンスクリット語ですが、ここではわかりやすくアルファベットで書かれたものに、文節ごとに意味を付け加えています。
OM(オーム):宇宙の始まりの音を意味する
BHUR(ブール):物質界BHUVA(ブヴァス):精神世界、チャクラやオーラなどのエネルギー体
SVAHA(スワハ):天界、私たちの魂が本来存在する世界
TAT(タット):宇宙の中心存在、インド思想では『ブラフマン』を意味する(大日如来、アメノミナカヌシに近い)
SAVITUR(サヴィトゥル):太陽のエネルギー
VARENYAM(ワレエニャム):祈りの心を表す言葉「〜をたたえます」
BHARGO(バルゴー):眩しい輝き 太陽神のエネルギーその輝きを認識する言葉
DEVASYA(デーヴァスャ):聖なる真理
DHEEMAHI(ディーマヒ):瞑想と自己対話をします
DHIYO(ディーヨー):無限なる知性と理知
YO NAH(ヨーナッ):その私たちの知性を
PRACHODAYAT(プラチョーダヤアト):お導きください、照らしてください
ガヤトリーマントラの意訳
ガヤトリーマントラの意味を簡単に解釈すると、概ね以下のような内容になります。
オーム・・・物質世界 精神世界 天界・・・
宇宙の中心存在を 太陽のエネルギーを 私たちはたたえます・・・
私たちの内に宿る 無限の知性よ 私たちをお導きください・・・
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