蜘蛛を見ることにはスピリチュアルな意味があった!
蜘蛛(クモ)にまつわる迷信は数多くあります。中でも、「朝蜘蛛」と「夜蜘蛛」については有名ですね。
たくさんの足を持ち、粘着性の巣を張り巡らせて獲物を捕獲する姿には、多くの人が苦手意識を持ちますが、毛嫌いされる蜘蛛にもスピリチュアルな意味があるのです。
蜘蛛との出会いの意味や蜘蛛が知らせるメッセージについて知ることで、蜘蛛が現れたときの対処の仕方も変わってきます。今回は、蜘蛛がもつスピリチュアルな意味やメッセージについてご紹介していきます。
蜘蛛に込められたスピリチュアルな意味
蜘蛛は、スピリチュアル界では「メッセージマスター」とも呼ばれています。
蜘蛛は特にメッセージ性が強く、伝える意味は人の生死にまで及ぶと考えられています。良い意味と悪い意味をあわせもつ蜘蛛は、スピリチュアルな観点から見ると異質な存在である、とも言えます。
虫の知らせ ~蜘蛛と出会うことはスピリチュアルなサイン~
蜘蛛に限らず、昔から虫は縁起の悪いものと考えられることが多々あります。「虫の知らせ」という言葉も縁起の悪さを表現した連語です。これといった理由はないが、何となく嫌な感じがすることを表しています。
蜘蛛に出会ったときも何かのサインを発している可能性がありますので、注意深く自分の周囲に目を配ることが大切です。
蜘蛛の持つスピリチュアルなメッセージは「しばし待て」
蜘蛛の持つスピリチュアルなメッセージは「しばし待て」「辛抱して待て」です。
これは、蜘蛛が獲物を獲る際の姿に由来します。「蜘蛛も獲物を捕まえるときには辛抱強く待って捕獲するのだから、人間も辛抱強く、焦らずに待ちなさい」と伝えているのです。
どうしようもなく悩んでいるときに目の前に蜘蛛が現れた場合は、神様が蜘蛛を通じて、焦らずにじっくりと考えることの大切さ、耐えることの大切さをメッセージで送っているのだと考えられます。
ポイント
- 蜘蛛は、スピチュアル界の「メッセージマスター」とも呼ばれている。
- 「虫の知らせ」という言葉があるように、蜘蛛に出会ったときは何かのサインを発している。
- 蜘蛛の持つスピリチュアルなメッセージは「しばし待て」「辛抱して待て」。
朝の蜘蛛と夜の蜘蛛では意味が違う
蜘蛛は「朝蜘蛛」と「夜蜘蛛」に分けられ、朝蜘蛛は朝方から午前中に見る蜘蛛のことを、夜蜘蛛は午後から夜にかけて見る蜘蛛のことを示しています。
よく「朝の蜘蛛は、親の仇に見えても殺すな」「夜の蜘蛛は親に見えても殺せ」と言われますが、これは朝と夜では、蜘蛛が持つスピリチュアルな意味が全く異なっていることに原因があります。
では、朝と夜では、どのような違いがあるのでしょうか。それぞれの持つ意味を見てみましょう。
朝蜘蛛を見たときのスピリチュアルな意味
「朝蜘蛛」は神様の使いと言われ、とても縁起が良いとされています。運気の上昇や幸運の訪れ、金運アップなどの意味を持っています。
また、縁起の良さから、例えば、入院中の人が見ると早く退院できる、などと信じられています。朝に見つけた蜘蛛は、運が逃げないようにそのままにしておくのも開運のポイントです。
夜蜘蛛を見た時のスピリチュアルな意味
夜蜘蛛は悪魔の使いと言われ、とても縁起が悪いとされています。強盗に遭う、貴重品が盗まれるなど不運な出来事を予想させる意味を持っています。
また、縁起の悪さから、死の宣告をしている、と言われているため、不吉の象徴とも考えられています。夜に見つけた蜘蛛は悪縁を切るという意味で殺してしまわなければならないとされています。
とはいえ、殺すことには抵抗がありますので、運を追い払うという意味で、せめて外に逃がすようにしてあげましょう。
また、ハエトリグモのような家クモは、部屋の中のダニやゴキブリの幼虫など、人間にとって害のある虫を食べてくれます。
人間にとって蜘蛛は益中なので、見た目が怖いからといて、むやみに殺さないようにしましょう。
ポイント
- 朝蜘蛛は神様の使いと言われ、縁起の良さから、運気の上昇や幸運の訪れ、金運アップの意味を持つ。
- 夜蜘蛛は悪魔の使いと言われ、縁起が悪さから、不吉の象徴と考えられている。
蜘蛛が持つスピリチュアルな意味のまとめ
蜘蛛のスピリチュアルな意味を解説してきました。体の小さな蜘蛛にもスピリチュアルな意味があることが分かりましたね。
日常生活の中で蜘蛛に出会う機会は多くはありませんが、だからこそ出会ったときには何かのサインを発していると考えられます。
蜘蛛は「朝蜘蛛」と「夜蜘蛛」に分けられ、縁起の良し悪しがあると言われていますが、大切なのは、出会ったときに何を考えていくかということです。常に立ち止まって自分を振り返る癖を付ければ、「虫の知らせ」にも気付くことができるはずです。
蜘蛛などの虫を見つけたときは、それらが持つスピリチュアルな意味を考え、自分や周囲に目を向け、今何をすることが大切なのかを考えるようにしていきましょう。