猫にはどんなスピリチュアルな意味がある?
猫のスピリチュアルな意味は「ネガティブエネルギーの浄化」「癒やしと幸運の引き寄せ」「家族の守護」です。
もともと猫は勘が鋭く、雨が降る前は耳の後ろまで洗ったり、嵐が来る前には身を隠したりします。猫はエネルギーを敏感に察知する能力に長け、もしネガティブエネルギーが自分の愛する存在に降りかかろうとするときにはその人を守り、ネガティブエネルギーを祓おうとします。
また、わたし達が悩みを抱えて行き詰っているとき、悲しみに暮れているときも、じっと傍にいてヒーリングします。そして、決して押しつけがましい態度はとらずに「明けない夜はない」ということを教えてくれようとしています。
猫には癒しの力がある
アニマルセラピーという療法ありますが、猫にも大きな癒やしの力が備わっています。落ち込んでいるときでも、猫の気ままな行動によっていつの間にかリラックスできている方も多いでしょう。
実は、猫の鳴き声にも癒やしの力が宿っています。猫が甘えているときなどに出す「ゴロゴロ音」の周波数は、25Hz(ヘルツ)前後で、20~50Hzの低周波には、副交感神経を優位に立たせる働きがあるといわれています。そしてこの周波数は骨密度の形成もサポートしています。そのため猫は、猫自身が骨折してもゴロゴロ鳴くことで他の動物の約3倍の速さで治癒するといいます。
人を癒やすにはまず自分自身の心身のメンテナンスも大事とあたかも思っているようです。
猫は農家の守り神
日本では奈良時代頃に経典といった大事な書物をネズミの被害から守るために猫を中国から迎え入れました。さらに、穀物をネズミの被害から守る神として猫は重宝されてきました。
そのため、江戸時代には猫の絵をお守りとして持ち歩く人が増えます。米や蚕をネズミが食べ尽くすのを、猫がネズミを捕まえることで防いでくれるからです。養蚕業が盛んだった宮城県には、猫神社が10社ほどあります。
さらに猫は夜も視界が明るいことから、旅の安全を守る神として崇められ、また、商売繁盛・招福開運を司る「招き猫」も愛されるようになりました。
猫は幸運を運ぶ縁起がいい生き物
実は猫のヒゲにも幸運パワーがあり、「抜け落ちた猫のヒゲを持ち歩くと金運がアップする」ともいわれています。また、恋愛運もアップするとして、恋のおまじないとして持ち歩く人もいるようです。
重要なのは、「自然と抜け落ちた猫のヒゲにパワーがある」ということです。決して生えている状態で抜かないでください。
野良猫は神様のお使い
野良猫(半野良や地域猫を含む)は、直観力が鋭く、人の心の動きにも非常に敏感です。野良猫達が集まっている場所には、浄化が必要なネガティブエネルギーがたまっているときが多いです。
また、神社にいる野良猫達は神様の使いとしてそこにいますので、神社に溜まった負のエネルギーも浄化しています。そして参拝に訪れる人たちに少しでも心地よく過ごしてもらおうと努めています。のんびり見えて実は働き者でもあるのです。
猫の行動のスピリチュアルな10の意味
それでは、猫の行動が示すスピリチュアルな意味を見ていきましょう。
捨て猫を拾う意味
捨て猫を拾うスピリチュアルな意味は「希望」です。
猫の存在があなたの希望であるとともに、猫にとってもあなたが希望ということです。二つの希望が共鳴し、お互いがそれぞれ抱えている悩みや問題が良い方向に進む可能性が高いでしょう。
もし家族が捨て猫を拾ってきた場合には、その猫はあなたの家庭の守り神として必要とされているということです。
野良猫が寄ってくる意味
野良猫が寄ってきたときには、「肩の力を抜いて」「視野を広くもって」という意味が含まれています。あなたは今、お疲れ気味かもしれません。野良猫達は、そんなあなたを癒やそうとしています。
猫はただそこにいるだけですが、その事実があなたの傷ついた心を癒やしてくれるでしょう。つまり、野良猫達は心にゆとりをもたらす存在ともいえます。
猫を飼う意味
猫を飼うスピリチュアルな意味は「前を向く」です。猫を飼う動機は十人十色ですが、何かしら現状を変えたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
猫という新しい家族を迎えるにあたってトイレや爪とぎ、餌など準備するものがたくさんあり、部屋も模様替えが必要になるでしょう。すると部屋の気の流れもよくなり、あなたの心が前に進むのを後押ししてくれるはずです。
猫がなつく意味
猫がなついた際のスピリチュアルな意味は、「浄化」です。あなたの心の中にあるネガティブな感情を浄化し、さらに周りに漂っている負のエネルギーからも猫があなたを守ってくれます。
猫にすりすりされる意味
猫があなたにスリスリするときには「親愛」の意味が込められています。自分はあなたの味方だよ、と伝えていると同時に、あなたも周りの人たちに愛情を持って接してね、とメッセージを送っています。
猫が顔を洗う意味
猫が顔を洗っているときには、「これから天気が変わる」というメッセージです。
猫研究の大家・石田孫太郎は著書『猫』(明治43年)の中で
「猫顔を拭ふてその手耳を越せば降雨」
「猫顔を拭ふてその手耳を越さねば晴天」
と記しています。直観力に優れている猫は、日々天気予報をしているのかもしれません。
猫が見つめてくる意味
猫がじっとあなたを見つめているときは、「魂の成長の機会が訪れている」ことを示しています。
精神世界の門番である猫は、あなた自身が今抱えている悩み、問題を見抜く力を持っています。あなたがこれまでの自分の行いを顧みることで、魂のステップアップができると伝えてくれているのです。悲しみや嫉妬といったネガティブエネルギーに支配されているときに猫が見つめているならば、エネルギーの浄化をサポートしつつ「それは些末なこと、執着を捨てレベルアップして」と伝えてくれています。
猫が爪を研ぐ意味
猫がバリバリと爪とぎをしている姿を見かけたときのスピリチュアルな意味は、「新しい物事にチャレンジするチャンス」「表現力・芸術センスがアップする可能性」の訪れです。
爪のメンテナンスは猫にとって重要であり、また、爪を研ぐことで気分転換も図っていますさらに、爪はエネルギーの送受信をする部位です。爪を研ぐことで、これまでのライフスタイルをさらに磨きのかかったものにします。
猫が前を横切る意味
猫が目の前を横切るときのスピリチュアルな意味は「変化の訪れ」ですが、特に黒猫の場合は「物質面にとらわれ過ぎないように」です。
変化の訪れといっても、この場合は良い変化と悪い変化があります。もし、人への不満や嫉妬で心が支配されている場合にはあなた自身にマイナスな変化が起こる可能性が高いといえます。そうならないように、猫があなたの前を横切って「負の感情にのみこまれないで」と教えてくれています。黒猫の場合も同じですが、さらに「物事の本質は表面にはない」というメッセージをあなたに伝えているのです。
猫が突然死ぬ意味
よく見かけたり可愛がっていたりした猫が突然死んでしまったときのスピリチュアルな意味は「あなたに幸あれ」です。
猫は死ぬとき、愛する者の不幸をできるだけ持っていこうとするとされます。また、死期を悟ると、可愛がっていてくれた人のもとに挨拶に回るといわれています。最期まで「心配しないで」と人に安心感与えるのが猫の特徴です。
死んでしまったあとに人が悲しみに暮れるよりも、また笑顔で日々を過ごせるようになることを猫は天国から祈っているでしょう。
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