くねくねの正体とは?
くねくねの正体とは?
このようにネット上で広く語られているくねくねですが、くねくねの正体とはいったいどのようなものなのでしょうか?実はくねくねの正体についてはずっと以前から様々な説が示されています。そのうち代表的なものとされるのが、以下にご紹介する3つの説です。
カカシ説
田んぼでよく見かけるカカシをくねくねの正体とする説がある
くねくねが田んぼの中に出てくるパターンの内容になっている話も多いですが、その場合でよく登場するのがカカシです。そして、くねくねの正体をカカシに求めるという人も多くいます。
本来カカシは鳥や害虫から稲を守るために立てられる人型の人形ですが、歴史的に見るとそうとばかり言えないものもあります。実は昔、農村で労働力にならないような人物や家族の中で働こうとしない子供の片足を切り落としたうえで木柱に縛り付ける風習が多くの農村地域で見られました。縛り付けられた子供の側からすれば悪天候やカラスなどの鳥につつかれる恐怖心、さらに足を切断された痛みから、体をくねらしながら動かすことで苦痛を紛らわそうとした、それがくねくねの正体なのだとする説です。
死体説
海で溺れて亡くなった方の死体がくねくねという説も
くねくねの正体を海で溺死し漂う姿に求める説もあります。具体的には海辺で目撃した内容の話との関連で語られ、海で溺れて亡くなった方の水死体が波などの影響で体がくねくねして見えたという説です。先ほどとりあげた海辺でくねくねを目撃したという内容のものでも、たまたま海を眺めていた時にくねくねを見て、1人が精神崩壊したというくだりになっていますが、これについては死体を見ることで大きな精神的ショックが精神崩壊につながったと説明しています。
妖怪説
くねくねの正体を地域に伝わる妖怪の一種に求める説も
くねくねの正体についての諸説ある中には、全国各地に古くから伝わる妖怪と結び付けて説明しているものもあります。特に東北地方の場合は福島県に伝わる『あんちょ』と紐づける説が有名です。
福島県に伝わるあんちょについては、白くうにょうにょしたカカシのような見かけが特徴で、見ない方が良いとされています。この特徴は先ほどご紹介したカカシの向こうから現れたくねくねとも重なる点が、妖怪ではないかとされる所以です。
ポイント
- くねくねの正体については様々な説があり、中でもカカシや水死体、地方に伝わる妖怪とする説が有名です。
- いずれもくねくねした動きをしているといわれているところから、くねくねと結び付けられます。
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