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「大幣」(おおぬさ)とは?神事でお祓いに使うお祓い棒について解説します

目次

「大幣」(おおぬさ)とは?

「大幣(おおぬさ)」とは神職がお祓いする時などに使用する祭祀用具の一つです。

お祓い棒と呼ばれることもありますが、正式名称は大幣(オオヌサ)です。素材としては紙垂(シデ)と呼ばれる紙と麻苧(アサオ)と呼ばれる麻の繊維の紐と榊などの木の棒から作られています。伊勢などの神宮では桧の白木を使った大幣を使用しています。

祓いに使われる祭祀用具には大幣以外にも小幣(コヌサ)や切幣(キリヌサ)・御幣(ゴヘイ)などがあります。
 

      祓 具             大きさ素材・使い方         
  大幣一般的には90~100㎝程
(京都の大幣神事では6mの大幣が使われる)
たくさんの紙垂と麻苧または紙垂のみや麻のみを榊や白木の木の棒に結んだもの。神社でお祓いをする際に使用。
  小幣大幣の1/3程の大きさ素材は大幣と同様で、主に家庭用とし神棚等に奉られるている。
  切幣1~1.5㎝程紙・麻を細かく切って米と混ぜたもので、神事の前に撒くことで祓い清める。地鎮祭などでは家の四隅に埋めたり、四方と中央に向かって撒くことで土地を清める。他にも一人用の大幣として祓いに使われることがある。
  御幣一般的には30㎝程
(地域により大きさも様々)
2本の紙垂を竹や木の串に挟んだもの。白い紙垂以外にも五色や金箔・銀箔などの色も使われる。社殿に立てて依り代や御神体としたり、参拝者に対し祓具のように使われる。

「おおぬさ」という読み方の由来

読み方は大幣と書いて(オオヌサ)と読みます。

他にも大麻と書いてオオヌサと読むこともあり、現在では神職などの間では大麻の方が一般的に使用されています。違法な植物と同じ字になっていますが、別物です。

幣(ヌサ)は麻の古い呼び方であり、ヌサの美称がオオヌサです。古来よりヌサは神に奉げる布のことを指しており、一般的に麻布を神へのお供えとして使うことが多かったために「麻」の字を当てたと言われています。小幣や切幣も小麻・切麻と表記されることがあります。

また麻は古来より魔除けの効果がある植物と言われていて、神社の大幣だけでなく参拝時に鳴らす鈴の紐やしめ縄・御幣などにも使われています。

「大幣」の神道的な意味

大幣の形状は掃除に使われるハタキによく似ていますがハタキはチリや埃などの汚れを払い落とすものであるのに対し、大幣は罪や穢れを撫でるようにして大幣に移して祓うものです。

「払う」と「祓う」は読み方が同じでも意味が全く異なります。

私たちが知っているのは「祓う」までですが、その後に神主さんたちは祈祷して大幣を川に流します。川に流すことで海へと流れ着き、清められるのです。

神道では身を清める際に水を用いて禊をします。神社にある手水舎も身を清める簡易的な方法の一つですが、さらに強い禊を行う際には海の塩水を使います。ですから海には大いなる浄化作用があるのです。

しかし昨今では環境的にも川へ流すことができなくなってきており、その場合はお焚き上げを行って大幣を燃やし、その灰を川へと流しています。これが「清め」であり、この一連の行為で参拝者の罪や穢れが祓い清められるのです。

大幣のお祓い棒としての使い方

大幣のお祓い棒としての使用法には決まりがあります。お祓いを受ける対象の物や人に向かって左・右・左と順に大幣を振ります。そうすることでお祓いを受ける対象の罪や穢れ・厄災などが大幣に移り、祓われます。昔は左・右・中の順で振っていたそうです。

ですが大幣のお祓い棒としての振り方には神社によっても違いがありバサバサと音を立てて降るところもあれば、伊勢神宮や春日大社などの古来からの祭式を執り行っているところでは音を立てて祓うことを禁じており、祓われる対象を撫でるように大幣を振ります。

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天照大御神

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