千日回峰行の満行者
困難を極める千日回峰行ですが、2019年現在その成功者は51人となっています。さらに戦後から数えると、たったの14人。
その中から、3名の阿闍梨をご紹介します。
酒井雄哉阿闍梨
酒井雄哉阿闍梨は1973年より千日回峰行を開始し、1980年10月に満行しました。
しかし半年後、なんと酒井雄哉阿闍梨は再び千日回峰行に入ったのです。そして1987年、60歳という最高齢で二度目の千日回峰行を満行しました。二千日回峰行を達成した者は、1300年を超える回峰行の歴史の中でも3人しか存在しません。
塩沼亮潤阿闍梨
塩沼亮潤阿闍梨は1991年から千日回峰行に入り、1999年に満行しました。
さらに2006年には、八千枚大護摩供(はっせんまいだいごまく)を満行します。八千枚大護摩供とは、100日間五穀(米、大麦、小麦、小豆、大豆)と塩を断つ前行の後に、24時間断食、断水、不眠、不臥で八千枚の護摩を焚き続けるという修行です。
2019年現在は宮城県仙台市の秋保に慈眼寺を建立し、住職をされています。毎月第1・第3日曜日の13時からは塩沼亮潤阿闍梨による法話が行われているそうなので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
釜堀浩元阿闍梨
釜堀浩元阿闍梨は2011年に千日回峰行に入り、2017年に満行、北嶺大行満大阿闍梨となりました。2019年現在では直近の成功者であり、満行の際にはニュースでも大きく取り上げられたため、印象に残っている方も多くいるのではないでしょうか。
2018年、師匠の「叡南」の姓を継ぎ叡南浩元阿闍梨となりました。
延暦寺では、千日回峰行で実際に行者が巡るルートを体験できる「一日回峰行」を開催しています。延暦寺の僧侶の先導の元、千日回峰行の行者が体験した比叡山の自然やエネルギーを実際に感じることができます。気になる方は公式ホームページをチェックしてみてください。


