二礼二拍手一礼は神前で真摯な態度になるためのもの
それでは私たちは神社のお参りした際に、何のために二礼二拍手一礼を行うのでしょうか?
簡単に言えば、お祈りをささげる私たちの心を整えるということが、二礼二拍手一礼を行う意味であるといえます。せっかく神様にいろいろとお祈りすることで、私たちが今後行うことなどに対して良い効果が出るように願うということであれば、神様に対して真摯な態度になることが大切です。
そのため、二礼二拍手一礼を通じて雑念を追い払って、神様へのお祈りに集中できるように気持ちを整えることにこそ意味があるといえます。
二礼二拍手一礼のついでに:お参り=お願いではない
神様へのお願いには努力の姿勢も大事
ちなみに、私たちはよく神社に「お願いしに行く」といいますが、正確には「自分の願いを自分でかなえるという誓いを立てる」というのがお参りの目的といえます。
例えば、来月の大学受験に向けてお参りした場合も、「神様、どうか合格させてください」というのではなく「必ず合格すべく頑張りますので、なにとぞお力添えをお願いします」という祈り方が本来のものです。祈りっぱなしで後は神様任せというやり方では神様は逆に助ける気も起きないため、この点は注意が必要といえます。
むしろ、自分で努力を怠らないような方に対して神様は好意的になるため、神社の神様の力を当てにするということであれば、自分で最大限の努力をする覚悟も必要です。
もし、神様に頼りきりな祈り方をしていたということであれば、今後はあくまでも助力を頼むような祈り方に切り替えてみると、より願い事が実現するようになるでしょう。
二礼二拍手一礼の起源
二礼二拍手一礼が確立したのは戦後間もない頃
二礼二拍手一礼という作法について聞くと、多くの方は神道が成立した遠い昔からあるというイメージを抱きがちでしょう。しかし、意外なことに二礼二拍手一礼の作法が確立したのは戦後間もない頃です。
日本は大東亜戦争(太平洋戦争)などを行うにあたって国家神道を利用してきたいきさつがあります。そのため敗戦後、GHQ(連合国軍最高司令部)の指導を受けて、神社本庁は神道を仏教などと同じ一般的な宗教にする必要に迫られました。
そこで、宗教には欠かせない作法や様式をきちんと定めるために、それまで特にやり方が決まっていなかった神社の参拝の方法として二礼二拍手一礼が導入されるに至りました。言い換えれば、つい数十年前になってきちんとした作法が導入されたということです。
二礼二拍手一礼についてまとめ
二礼二拍手一礼を身につけて真心からの参拝を
今回は神社の参拝でおなじみの作法である二礼二拍手一礼について見てきました。いろいろなお願い事を胸に秘めて神社に行ったものの、いざお願いすることになった時にお辞儀や手をたたく回数を忘れがちですが、2回お辞儀をして2回手をたたき、祈ってから一礼するというやり方を覚えておけば大丈夫です。
ただし、お寺の場合は手をたたく代わりに合掌しますので間違えないようにしましょう。また、出雲大社のように作法が違う場合もありますので、注意も必要です。
二礼二拍手一礼は戦後にできた作法ではありますが、お参りの際に大切なことは神様に対して真摯な気持ちで祈る、という点といえます。このため、多少間違っていたとしても神様は心がとても広いのできちんとお祈りさえすれば力を貸してくれるでしょう。
ただ、いくら神様が心の広い方であるとはいえ、完全に甘え切って努力を怠ることは逆効果ですので、少しは努力する姿勢も大切です。
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