熱田神宮の御垣内参拝の時間と手順
熱田神宮は新年に御垣内参拝ができる
それではまず、熱田神宮の場合の御垣内参拝の手順や方法から見ていきましょう。熱田神宮の場合は1年でも新年のうちに行われます。1月1日から5日までが第1期、6日から10日までの第2期に分かれ、御垣内参拝ができるのはどの日も午前8時半から午後4時までです。
熱田神宮で御垣内参拝を行うには、まず本宮拝殿の手前にある受付に出向きます。そこで御垣内参拝を行いたい旨を伝え、参拝料として1,000円納めます。なお、事前の予約は必要ありません。ちなみに第2期に参拝すると、境内にある宝物館(ほうもつかん)の入場券も付いてきますので、文化財に興味のある方はぜひともこの時期にお参りすると良いでしょう。
受付が終わった後は、本宮拝殿の前にて神職の方に事前にお祓いをしてもらいます。これは、神様(ヤマトタケルノミコト)に直接祈願をするため、事前にお祓いを通じて心身の穢れを祓ってもらう必要があるためです。
お祓いが終わればいよいよ本宮拝殿の中へと進み、最深部の神様がいらっしゃる前で祈願するという流れとなります。そして、熱田神宮での御垣内参拝の場合は1つ注意すべき点があります。それは、先ほども書いたように熱田神宮の祭神はヤマトタケルノミコトですが、彼の力は並みはずれて強力なため、非常にスケールの大きな願いごとでなければ聞いてくれないという点です。
このため、ご自身がどうしても生涯をかけて実現したい願いごとを胸に秘めて熱田神宮での御垣内参拝に臨むのが良いでしょう。また、願いごとのほかにも、願いごとが叶ったことに感謝する目的で御垣内参拝をすることもおすすめです。
ポイント
- ・熱田神宮の場合、毎年1月1日から10日に参拝できる・受付にて参拝料を払い、拝殿前でのお祓いの後で、拝殿内で参拝
伊勢神宮の御垣内参拝の時間と手順
伊勢神宮は御垣内参拝ができる神社でも特に有名
次は伊勢神宮の御垣内参拝についても見ておきましょう。伊勢神宮の場合は熱田神宮の場合と異なり御垣内参拝を行うには前準備が必要となります。
その前準備徒は事前に参宮章と呼ばれる通行手形を入手することです。参宮章を入手するには、伊勢神宮を財政的に援助する伊勢神宮崇敬会の会員になるか、20年に1度行われる遷宮の寄付金を納めるかのどちらかが必要です。
崇敬会に入会する場合、会員以上であれば年中何度でも、準会員であれば内宮と外宮で年に1度ずつ御垣内参拝を行うことができます。一方、遷宮の寄付金を納める場合、5千円以上というのが相場です。
さて、参宮章を入手したら最初に見たような正装に身を包み、拝殿の左側にある南宿衛屋(みなみしゅくえいや)に赴き、参宮章を提示して御垣内参拝をしたい旨を神職の方に伝えます。ここで神職の方から服装のチェックを受け、大丈夫であれば宿衛屋の脇に手荷物を預けましょう。
そして、神職の方に頭から清めの塩をかけてもらって、心身の穢れを祓ってもらいます。その後、神職の方に案内してもらい、神様の前で願い事や感謝の祈願をするという流れです。
ちなみに、伊勢神宮の御垣内参拝は1年のうち特別な祭典が行われていなければどの日でも参拝できます。参拝時間については月により開始時間(日の出:早くても午前5時)と終了時間(日没:17時、18時、19時のいずれか)が異なりますので、事前に確認が必要です。
ポイント
- ・伊勢神宮の場合、事前に参宮章を入手する必要がある・拝殿前の南宿衛屋にて神職の方のチェックを受け、事前のお祓いの後で参拝可能・祭典の行われていない日の、日の出から日没に受付
御垣内参拝についてまとめ
特別な願い事があるのなら御垣内参拝を
今回は御垣内参拝について見てきました。拝殿前で行う一般的な参拝と違って拝殿内の神前で行う正式な参拝であるため、きちんとした服装を着用することが大切です。
熱田神宮の場合は新年の10日間に参拝でき、受付で参拝料を納め、事前のお祓いを受けてから拝殿の中に進み神前で祈願する流れです。一方、伊勢神宮の場合は事前に参宮章を入手して、神職の方の服装チェックを受けてから、頭から清めの塩をかけてもらい、拝殿内の神前で祈願することになります。なお、参拝できるのは祭典の行われない日です。
神様の御前で直接祈願できるため、よほど叶えたいお願いや伝えたい感謝などがある場合に御垣内参拝を行うと良いでしょう。


