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黄金の夜明け団とは?イギリス発祥の隠秘学結社について解説

目次

黄金の夜明け団の位階システム「セフィロトの樹」

黄金の夜明け団が取り入れた位階システムでは、カバラで重要な意味をもつ「セフィロトの樹」に団の位階をなぞらえました。黄金の夜明け団には3段階の階級があります。

  • ファースト・オーダー(第1団):黄金の夜明け団 一番下位の階級で入門者はここから始まります。外陣、アウターとも呼ばれます。
  • セカンド・オーダー(第2団):ルビーの薔薇と金の十字団 実力を認められた幹部たちが属し、指導者たちが属しているのもこの階級です。内陣、インナーとも呼ばれます。
  • サード・オーダー(第3団):秘密の首領 肉体を持たない高次の存在が属する階級。生きている人間はこの階級に到達することはできないとされています。

この3階級の中に位階が設けられ、入門後は指導を受けながら、資格ありと認められれば上位の位階へと昇格することができます。

黄金の夜明け団の位階

学習することによって昇格していく

ファースト・オーダー
0=0 ニオファイト(新参入者)
1=10 ジェレーター(熱心者)
2=9 セオリカス(理論者)
3=8 プラクティカス(実践者)
4=7 フィロソファス(哲人)

セカンド・オーダー
5=6 アデプタス・マイナー(小達人)
6=5 アデプタス・メジャー(大達人)
7=4 アデプタス・イグセンプタス(被免達人)

サード・オーダー
8=3 マジスター・テンプリ(神殿の首領)
9=2 メイガス(術士)
10=1 イプシシマス

ファースト・オーダーとセカンド・オーダーの間には「予備門」と呼ばれる位階があります。これは4=7まで到達した団員がセカンド・オーダーへ入るための準備期間として設けられているもので、予備門でセカンド・オーダーにふさわしいと認められれば、いよいよ幹部たちが属している階級に昇格できるのです。

位階の前の数字は、左が黄金の夜明け団の位階を表し、右が対応するセフィロトの樹のセフィラ(球)を表しています。0=0で表される新参入者は、セフィロトの樹にも入っていない、何事もこれから学んでいく存在と位置付けられています。

カバラ「セフィロトの樹」

図式化したセフィロトの樹

ここで黄金の夜明け団が位階に取り入れたセフィロトの樹について説明します。

セフィロトの樹は神秘主義思想カバラを象徴するものとされています。聖書では「生命の樹」北欧神話では「ユグドラシル」として、世界の宗教や神話の中にも登場しています。

セフィロトの樹について解釈はさまざまあるようですが、神の摂理による宇宙の創造を表しているともされ、3本の柱に配置された10個の球体(セフィラ)と、球体を結ぶ22本の小径で構成されています。あらゆるものはセフィラで表せるとされ、黄金の夜明け団はこのセフィラに対応して位階システムを作り上げました。

第1のセフィラ(位階10=1):ケテル(王冠)
第2のセフィラ(位階9=2):コクマー(知恵)
第3のセフィラ(位階8=3):ビナー(理解)
第4のセフィラ(位階7=4):ケセド(慈悲)
第5のセフィラ(位階6=5):ゲブラー(峻厳)
第6のセフィラ(位階5=6):ティファレト(美)
第7のセフィラ(位階4=7):ネツァク(勝利)
第8のセフィラ(位階3=8):ホド(栄光)
第9のセフィラ(位階2=9):イェソド(基礎)
第10のセフィラ(位階1=10):マルクト(王国)

セフィロトの樹ではケテルが最も高い位置にあり、マルクトが最も低い位置にあります。セフィロトには「数の流出」という意味があるとされ、第1のセフィラが第2セフィラを流出(生み出し)、第2のセフィラが第3のセフィラをといった具合に10番目のセフィラまでが流出され、セフィロトの樹が構成されたといわれます。

黄金の夜明け団についてまとめ

現代へと引き継がれる魔術

組織が曙の星と名前を変えた時点で、黄金の夜明け団という魔術結社は歴史から姿を消しました。しかし黄金の夜明け団で魔術を学んだ人びとが新たな魔術結社を作り出し、それは各地に広まりました。現代社会においても、黄金の夜明け団から派生した魔術結社や、魔術体系の流れをくむ魔術結社はいくつも存在しています。

始まりはオカルトに関心のある数人が集まるサロン的だったものが、近代魔術の基礎を作り上げ、多くの魔術結社に影響を与える存在にまでなりました。黄金の夜明け団は無くなりましたが、現代にまで引き継がれる魔術の研究は、紛れもなく大きな功績と言えるのではないでしょうか。

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天照大御神

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