蘇民将来と関係のある神社・寺社
疫病退散の伝説から、蘇民将来はスサノオノミコトが祀られている神社・寺社で厄除けの神として鎮座していることが多いです。
廣峯神社と蘇民将来
廣峯(広峰)神社は兵庫県姫路市に所在し、本殿・拝殿ともに国の重要文化財の神社です。
主祭神はスサノオノミコトとイソタケルで、神仏分離令以前は牛頭天王を祀っていました。そして、牛頭天王の総本宮と呼ばれています(一方、京都の八坂神社も牛頭天王の総本宮を標ぼうしています)。
蘇民将来を祀っている地養社は拝殿横にあります。
八坂神社と蘇民将来
京都の八坂神社の祭神はスサノオノミコトです(神仏分離令以前は、中の座に牛頭天王が祀らていました)。
そのため、スサノオノミコトと所縁のある蘇民将来も、境内の「疫神社」に祀られています。
7月の祇園祭では蘇民将来と疫神社が特に重要な役割を担っています。次で詳細を述べるのでご覧くださいね。
祇園祭の蘇民将来の護符について
日本三大祭りの一つに、京都で7月に開催される祇園祭があります。
この祇園祭では、蘇民将来の伝説に基づいて、祇園祭に参加する氏子は「蘇民将来子孫也」という護符をたずさえます。
特に最終日の7月31日には、蘇民将来が祀られている八坂神社境内の疫神社で「夏越祭」が行われるほどに蘇民将来の存在は重要です。
夏越祭では大きな茅の輪(ちのわ)が用意され、疫病退散に効果がある「茅の輪くぐり」をすることができて非常に人気のスポットとなります。
蘇民将来子孫也・蘇民将来子孫家門の意味
蘇民将来の説話では「私は蘇民将来の子孫である」と名乗ると後世まで疫病、ひいては災厄からのがれられるということでした。
そのため「蘇民将来子孫也」は「我は蘇民将来の子孫」、「蘇民将来子孫家門」は「ここは蘇民将来の子孫の家の門」という意味を持ち、疫病除け・厄除けになるお守りとなります。
蘇民将来の護符・お守りのご利益
蘇民将来の護符・お守りには疫病退散はもちろん、「無病息災」、「除災招福」、「子孫繁栄」といった厄除けに関するご利益があります。
小さなお守りは財布に入れたりストラップにしたり、お札タイプのお守りは玄関や家のなかにと、さまざまな大きさやかたちでご加護をくださいます。


