蘇民将来子孫家門の護符・お守りの種類
それでは蘇民将来の護符・お守りの種類にはどのようなものがあるかみていきましょう。
スサノオノミコトを祀っている多くの神社で蘇民将来のお守りが頂けます。
茅之輪守(ちのわもり)
京都の八坂神社で祇園祭の期間限定でもらえるお守りです。
蘇民将来の伝説で、スサノオノミコトが「茅の輪を作って身につけるように」と伝えたことに由来しています。茅の輪守には「蘇民将来子孫也」の護符が添えられています。
紙札・木札のお守り
「蘇民将来子孫家」と記された、しめ縄に飾ったり家の門に飾ったりするタイプの神札・木札です。
こちらも祇園祭の期間にいただけます。
ちまき
「ちまき」はもともと「茅巻」(茅を束ねて巻いたもの)と表記していました。茅之輪守と同様、スサノオノミコトが蘇民将来に作るように伝えて、お守りとなったことに由来する言葉です。そして茅巻との掛けことばの「粽」(ちまき)の表記となりました。
祇園祭でのちまきは食べ物の「ちまき」ではなく、笹の葉でつくられたお守りで玄関先によく飾られます。
しめ縄
蘇民将来の木札(門符)が一緒になったしめ縄は、伊勢地方独特のもので、お正月の時期だけでなく一年中飾られます。
しめ縄自体に厄除けの意がありますが、蘇民将来の木札との相乗効果で強い厄除け、や招福のパワーがあります。
また、「笑門」と記された木札もありますが、これは「蘇民将来子孫家門」→略して「将門」→(平将門と同じ漢字で紛らわしいことと、「笑う門には福来たる」との掛けことばで)「笑門」となった、という説もあるようです。
こけし型
六角形のこけし型お守りです。六面それぞれに記される言葉の組み合わせは、お守りを授かる神社によって特色がありますが、「蘇民」「将来」「子孫」といった、蘇民将来の名前は外せないキーワードとなっています。ほかの言葉としては「長寿」や「招福」などが挙げられ、厄除けのお守りとして有難いです。
根付型の場合には八角形も多く、一面に一単語ずつ「蘇・民・将・来・之・子・孫・也」と記されているお守りもあります。
蘇民将来の伝説について理解し、ご利益にあやかろう
伝説において、心優しい人物として登場しスサノオノミコトをもてなす蘇民将来。
スサノオノミコトからお礼として授かったお守りによって子孫が災厄からのがれることができるため、蘇民将来は厄除けの神として祀られていますが、私たちも困っている人に手をさしのべる心の在り方を見習いたいものです。
蘇民将来のお守りでご利益をもらうだけでなく、周りの人にもご利益をあたえられる人となれると、ますます福が舞い込んでくることでしょう。
コロナウイルスが蔓延する2020年こそ、蘇民将来の疫病退散の力にあやかりたいものです。


