「年の瀬」とは?

年の瀬とは「1年の終わりが近いこと」や「1年の終わりでとても忙しい時期」を表す言葉です。
仕事・プライベートに関係なく全体的に忙しくなることを示しています。いつからという明確な時期は決まっていませんが一般的に「12月15日から大晦日を迎える12月31日」の間に使われています。新しい年を迎える前のラストスパートといった考え方でもいいでしょう。

龍神のアマちゃん
年の瀬は英語で言い換えると「the last days of the year」っていうんや!
由来・語源
年の瀬の由来と語源は「江戸時代に行われていたツケ払い」からきています。
当時はツケ払いは当たり前のように行われ、ツケをさせた側は1年の終わりに支払いを回収するため忙しく動き回っていました。その様子を例える言葉として浅い川や川の流れが急な様子を意味する「瀬」がつけられ「年の瀬」と言われるようになります。
また、逆にツケを支払う側はツケ代を用意するのが大変だったため「川の流れが急だと渡るのが大変である」という意味から「瀬」がつけられたとも言われています。
類語
「年の瀬」の類語は「歳末」「歳暮」「年末」「年の暮れ」です。
1年の終わりに使われるこの類語ですが「年の瀬」とそれほど大きな違いはありません。現代では「年末」が多く使われていますが、1年間の感謝を込めて贈る品物は「お歳暮」という言葉で使われています。
「年の瀬の類語」
- 歳末(さいまつ)
- 歳暮(せいぼ)
- 年末(ねんまつ)
- 年の暮れ(としのくれ)

ひろみ
類語を見ると年の瀬の意味も理解しやすくなるわね。