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狐は悪いイメージも?狐憑き・狐につままれるなど
狐は賢く神の使いとされる一方で、その賢さが「狡賢い」と捉えられるなど悪いイメージもあります。
平安時代、空海によって密教がもたらされると、仏典の中に登場する「野干(やかん)」という野獣と狐が同一視されるようになります。さらにその後、荼枳尼天(だきにてん)という白狐に乗った夜叉(羅刹)とも同一視されます。荼枳尼天の本体は狐とされ、人の心臓を食べることから、狐に対するイメージも恐ろしいものとなりました。寺院においては、お稲荷さまは荼枳尼天と捉えて祀ります。
そして狐は人を化かすとも耳にしますが、これは中国の神話に由来するものです。中国では九尾狐狸(きゅうびこり)という九つの尾をもつ妖怪がいて、人間に化けて心を惑わす存在と描かれたり、一方で瑞兆を表す存在として描かれたりしました。
こうした経緯で生まれた慣用句が「狐につままれる」で、狐が化かされたような心地という意味です。
さらに、狐への信仰の変化形としての「狐憑き」という精神的な病も、狐へのイメージが悪くなった一因です。荼枳尼天と狐憑きへの心象から、いつしか狐には祟りの力を備えていると考えられるようなりました。
狐のスピリチュアルな意味 まとめ
狐は古くから人々の信仰を集めてきた動物です。怖くて騙すイメージとありがたい神聖なイメージが混在している点も、世界の神話に出てくる神様のように映ります。
「直観力」「洞察力」「自分らしく生きる」というスピリチュアルメッセージを伝えてくれるので、もし見かけたときは自分の心に真っすぐになってみましょう。


