世界で愛されるフクロウ
フクロウは世界中で愛され、大切にされています。それでは、フクロウがそれぞれの国でどのように愛されているか紹介していくことにしましょう。
日本(北海道)
北海道のアイヌにおいてフクロウは、村を守る神や国作りの神として知られています。フクロウは自然や動物の姿となって、人々の前に姿を見せるカムイ(神)だと言われているのです。
アイヌには、アイヌ地方の成り立ちと神々との関係が神話となって伝わっています。それがアイヌ神話(天地開闢:てんちかいびゃく)です。このとき、たくさんの神々が生まれるきっかけを作ったのがフクロウとされ、コタンコロカムイと呼ばれているのです。
ギリシャ
フクロウは、知恵の神様や学芸の神と呼ばれています。それは、知恵の神様といわれるアテナという女神の遣いであり、アテナが持つ知恵と学芸がフクロウに引き継がれたことにより、このように呼ばれるようになりました。
アメリカ
アメリカ、ネイティブアメリカンインディアンは、危険を予知する予言者や夜の鷲と呼ばれています。
これは、洞察力に優れ異世界とも通じると言われているフクロウは、これから起こるトラブルなどをいち早く察知することができるとされているためです。
また、鷲はフクロウと同じように視力に優れハンターとして自分よりも大きな生きものを狩ることがあります。鷲が昼間活動するのに対し、フクロウは夜活動します。そのため、「夜の鷲」「夜のハンター」などと呼ばれているのです。
中国
中国において、フクロウは悪霊を祓う鳥や人間の命の終わりがわかる鳥として知られています。
フクロウには高い霊力があるとされ、
- 家を災難から守る
- ご先祖様を悪霊から護る
- 人間の魂の終わりがわかる
などの力を発揮すると言われているのです。
エジプト
エジプトでは、預言者や神秘の精霊として大切にされています。
フクロウには、危険予知能力があり、異世界とのコミュニケーションを図ることができるとされていることから、この様に呼ばれているのです。
北欧
北欧でのフクロウは、森の神として敬われています。
また、フクロウは夜間行動する鳥であるため、夜目が良く見えるということで世間に明るいとも言われています。
メキシコ
フクロウは、人間と神を繋ぐ使者や生者がいる世界と死者がいる世界を繋ぐ使者とも言われています。
これは、フクロウが
- 夜行性であること
- 地中の巣穴や洞窟で生活していること
といった理由から、フクロウが地底の世界や死の世界と繋がっていると考えられているためです。
神話に登場するフクロウ
フクロウは、神話にもよく登場します。ギリシャ神話では、女神アテネの遣いとして、ローマ神話には、女神ミネルヴァの遣いとして出てきます。
ローマ神話に出てくる女神ミネルヴァは、ギリシャの女神アテナに相当するといわれており、優れた洞察力が有名です。この洞察力がミネルヴァの遣いであるフクロウに伝わったことから、哲学や知恵の神様と言われるようになったと言われているのです。


